そんなわけで行ってきました

RZSSハイランド・ワイルドライフ・パーク

Highland Wildlife Park)。

 

お目当てはスコットランドの山奥に生息するという

スコットランドヤマネコ(Scottish Wildcat)。

 

いわゆる家猫や野猫との交配が

スコットランドヤマネコの種の存続を

脅かしているとの話で

保護活動としてこういう施設で

両親ともにヤマネコ、の

純性スコットランドヤマネコを生み出しては

山に放しているのだそうでございます。

 

スコットランドヤマネコは

一般的な飼い猫よりも大きく太く

・・・うちの白黒太猫サンストリーカーより

はるかに重いという話なんですから

私としてはその重量級の我儘バディを

一刻も早く目にしたくてたまらない。

 

 

ワイルドパーク・センターの駐車場に車を停めて

「さあ、ヤマネコだ!まずはヤマネコだ!」

 

「こっちに道案内の表示が出ていますよ!」

 

夫(英国人)とともに足取り軽く

スコットランドヤマネコの檻の前まで行ってみるも

・・・えーと・・・ヤマネコは、どこに・・・

 

「現在展示休止中なのかな?

ヤマネコの姿がどこにも見えんが・・・」

 

「他の檻にいるんですかね?」

 

周囲にかなり大きめの檻が

4、5基あったので

そのすべてを覗いてみるも

目指すヤマネコの姿はどこにも見えず。

 

がっかりしていると近くにいた人が

「もしかしてヤマネコを探しているの?

あそこ!ほら、檻の上の梁、

あそこの上に1匹いるわよ!」

 

梁の上・・・?

 

 

おお、そういえば猫の耳のようなものが・・・!

 

しかし全体像が良く見えないので

檻の周りをぐるりと回って

反対側から見上げてみると

・・・ああ、なるほど、確かにあそこに・・・

 

 

でも何かしら、この『普通の猫』感・・・!

 

あの、我々かなり長距離を移動して、

昨夜はこの近くに1泊して、万全の態勢で

今日の見学に臨んでいるんですけど!

 

 

「猫の寝姿は可愛いものだが

しかし多少は動いて欲しい、これは

人間の勝手な希望というものだろうか」

 

低く呟く私に夫は

「きっと今は昼寝の時間なんでしょう、

他の動物を見て回って後でもう一度

このヤマネコを観に来ようじゃありませんか」

 

よし、そうしよう。

 

そんなわけで我々は

他の動物をたっぷりと観て回って

夕方閉園時間間近に

またスコットランドヤマネコの檻に

足を向けたのでございます。

 

続く。

 

 

『普通の猫』というか『普通に、猫』というか

 

なおこちらの『ワイルドライフ・センター』

現在のイチオシ展示は

『ホッキョクグマの母子』だそうです

 

英国でホッキョクグマの子供が生まれたのは

なんと25年ぶりの快挙らしいです

 

まあその話はヤマネコ話の後に

 

ヤマネコ写真に震えたあなたも

肩透かしを食らったあなたも

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