恐怖の盲点、換気扇

テーマ:

晴れた日は外で畑を耕し

雨の日は家で書を読む、

人これを晴耕雨読と呼ぶわけですが

晴れた日は外で雑草と戦い

雨の日はそのぶん疎かになった

家事(掃除)に集中するのは

四文字熟語で何というのでございましょう。

 

 

そんなわけで久々に

掃除に本腰を入れてみました。

 

我が家は裏口から入ったところに

『ユーティリティ(Utility Room)』、

いわゆる『家事室』と呼ばれる部屋がありまして

ちょうどいい機会なのでそこを

本気で片付けてみようじゃないか、と。

 

ちょうどいい機会、というのは

夫(英国人)が数日泊りがけで

外出することになったのでその間に!という・・・

 

夫を別に邪魔にする訳じゃないんですが

わが背の君は働き者なので家にいると

裏口から出たり入ったりという行動が多く

そうすると床を磨いても磨いても

キリがない、みたいな状況になってしまう、という。

 

そんなわけで天井と壁と床と

すべてに掃除機をかけ雑巾で拭き

棚の上に置かれっぱなしになっていた

雑貨というかガラクタを片付け

もちろん流しもゴリゴリ磨き

・・・そこで私はふと気が付きました。

 

この部屋ってそういえば

天井に換気扇がついているのよね・・・

 

たぶんこの家の前の前の前の持ち主は

この流しを台所のシンクとして使っていて

その頃はもしかするとこの部屋が

調理室だったのかもしれません。

 

換気扇はその名残かと。

 

壁ではなく天井に埋め込まれているそれは

いかにも70年代の最新型、という流線型。

 

普段は掃除機に小さなブラシをつけて

埃を吸引するだけで済ませていたのですが

まあせっかくだから

洗剤と雑巾を使ってみようか、と。

 

換気扇の外側の縁はクリーム色で

内側に同じクリーム色で

いくつかの同心円が描かれていて

その合間にすべすべした黒いラインがあり

私はてっきりこの黒い部分が

膜状のフィルターなのだと思っていたのです。

 

ところが違った。

 

台の上に載って洗剤をつけた雑巾で

擦(こす)ってみるとあら不思議、

すべすべしている様子だった黒色部分は

実は網目状になっていて、では何故それが

スベスベして見えていたのかというと

それはその網目にぎっしりと

真っ黒なアブラ汚れが詰まっていたからだ!

 

ハワーッ!

 

思わずジャスティスマンのような

悲鳴を上げてしまった私です。

 

『肉』の字の下にいる

脳みそ丸見え、みたいな人が

ジャスティスマンよ

(左側の顔の白い人が

私のお気に入りのサイコマンさん)

 

ああ怖かった。

 

しかしもうこうなったら乗りかかった船、

雑巾だけでは足りないな、と古い歯ブラシを用意して

その黒色の一見すべすべな溝をゴシゴシと・・・

 

気がつけばシルバーマンさんのように

「ツァーっ!ツァーッ!!」

とか繰り返し呟いていた私、

そうかあれは己への喝入れの声であったか・・・!

 

 

 

 

とりあえず現在換気扇は

『それなりに』きれいです。

 

あんな時代物の汚れ、

1回や2回では磨き切れませんわ。

 

世の中、真の恐怖スポットは

ごく身近なところにある、という

逆『青い鳥』な真実に到達した私です。

 

 

 

 

たぶん前の住人も前の前の住人も

あの換気扇には手を

触れていなかったものと思われる

 

またぱっと見、きれいなんですよ

 

70年代デザインの底力を見たというか

あれは『汚れても大丈夫!』イコール

『汚れが目立たない事この上なし』な

コンセプトに基づいた配色だな、と

 

お掃除好きのあなたも

恐怖スポットを

家に複数お持ちのあなたも

お帰りの前に1クリックを

人気ブログランキングへ