約1年ほど前の冬、

私がわが夫(英国人)の妹、

すなわちわが義妹に対し

心の壁を築いた件、皆様

覚えていらっしゃいますでしょうか。

 

(義妹のところの雌犬が子犬を産んで

その子犬を『1年預かって欲しい』と言われ

根が素直な私はつい真面目に

子犬育成計画を立て猫たちを説得し

『じゃあ預かります』と請け負おうとしたら

『あれは冗談、こんな可愛い子犬を

手放す気なんてまったくない』と言われたアレ)

 

まあ私も大人ですから

その後も義妹とはそれなりに

仲良くやっているわけですが

犬に関する問題はそれとはまた別、

世間は戌年、ああやはり私は犬が欲しい。

 

去年のうちに犬を1頭手に入れて

「これがうちの子です!」みたいな画像を

新年元旦の記事に載せたくはあったのですが

こういうのはね、ご縁ですからね。

 

というか犬に関して私が少々

傷心状態に陥ってしまった

時期があってですね。

 

 

どういうことなのかと申しますと

それは1年ほど前のある日のこと、

義妹のアレで深く心が傷ついた私は

夫とともにとある

『保護犬収容所』に足を向けたのです。

 

もしもそこに『いい犬』がいれば

当然引き取る心づもりで。

 

この場合の『いい犬』とは

中型犬以下のサイズで気立てが良く

脱走癖がなく猫と仲良くできる子、を意味します。

 

敷地の片隅に車を停めて建物に向かうと

ちょうど犬の散歩から帰って来た関係者が

「あら、こんにちは、今日は何の御用?

お散歩ボランティア?犬の引取り?」

 

「そんなボランティアがあるんですか?

それにも興味はありますが、

本日は犬の引取りを前提に

こちらにいる犬を見せていただきたいな、と」

 

「ハイハイどちらも大歓迎よ」

 

そこでちょっと立ち話をしたところ

意外だったのがこの女性、

私が今まで『犬を飼ったことがない』と聞くと

「・・・そうなると今うちにいる犬を

『さあ、どれでも引き取って頂戴!』という

わけにはいかないからよろしくね」

 

「未経験者には飼いにくい

犬も何頭かいる、ということですか」

 

「いえね、うちの子たちは皆いい子よ?

性根の部分では。でもね、こういう施設に

預けられちゃう、その経験自体が

犬には大きなストレスになるわけだし。

トラウマを抱えた犬が社会のどこに

存在するのか、と訊かれたら

それは答えは『ウチみたいなところ』なのよ。

そういう子には犬に対する経験の豊かな

熟練飼い主が必要なの。そこを間違えちゃうと

犬も飼い主も不幸になっちゃうのよ」

 

彼女のこの言葉で『この施設は信頼できる』と

感じてしまった私は単純に過ぎますでしょうか。

 

いえ、なんかこういう保護施設は

「どの犬でもいいです!

とにかく引き取ってください!いいから

1頭と言わず3頭くらい持って行け!」みたいな

姿勢なのかな、という疑念が

私の心の片隅には存在しておりまして。

 

でもそれは偏見でした。

 

「あなたがうちの子を引き取ろうと

してくれているのはすごく嬉しいの。

いい子を紹介できたら、と思うわ。

でもね、あなたは自分の『初めての

飼い犬』を探しているんでしょ?

それならね、その最初の1頭は

うちじゃなくて、ちゃんとしたブリーダーから

譲り受けることも考えたほうがいいと思う。

その1頭を子犬のころからしっかり育てて

経験を積んで、それからまたうちに来て、

熟練飼い主として保護犬を引き取ってくれたら

私も犬も心の底から安心できるわ」

 

・・・私はずぶの犬素人ですが、

でもこの施設は『いい施設』、

この人は本当にいい人だと思いました。

 

それにしてもこういう

保護動物施設の運営というのは

大変なお仕事だと思います。

 

生き物相手ですから

基本的に休みなしですものね。

 

ともあれ彼女は我々を

建物の中に案内してくれたのでした。

 

続く。

 

 

やはり犬ですよね、なあなたも

何があろうと猫派です、なあなたも

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