こんにちは。
先日、くぅについては水分補給をきゅぅりから寒天ゼリーに変更したことをご報告しました。
みーみさんがコメントを下さり、ずっと縁ちゃんはママお手製の寒天ゼリーを食べているということ。そして大好物だという話をしてくださいました。
寒天というと、、うちの子苦手で食べてくれないんです。
とおっしゃる飼い主さん。。今までに結構いました。
もちろん、ほかの方法でしっかり水分補給ができるのであれば、寒天ゼリーに固執する必要は全くないと思います。
ただ。。。
私は「うちの子苦手で。。食べてくれない」と。。よく耳にする言葉に対して、ちょっと疑問があったりもします。
苦手というのはどういうことなのか?
食べてくれないから、、好きじゃなさそうだから、、苦手?
食べてくれるのに、調子が悪くなるから? 苦手?
という二つに分かれると思うのですが。。
私が思うに。。好きじゃなさそうだから、、苦手だと考えてしまう飼い主さんが結構いらっしゃるような気がしています。
でも、、私は、できれば、、ワンちゃんには、、好みの選択肢を与えないでほしいと思っています。体に良いものは食べてもらう。
そして食べさせ方を工夫していただきたいのです。
寒天ゼリーが、、もし、、甘くておいしいものだったら食べてくれるの?
縁ちゃんママさんもおっしゃっていましたが、何の寒天にするのかが、結構好みを左右する要因になっていると思います。
是非、飼い主さんも食べてみて、おいしいと思えるような寒天ゼリーを作ってみてください。
寒天は、ワンちゃんのスイーツづくりにもよく登場します。
例えば。。先日くぅのために作った誕生日ケーキですが、生クリームの代わりに、豆腐を水切りして、ブレンダーにかけながら、寒天を流し込み、一度固めてから、またブレンダーにかけるという工程の中で、生クリームのように絞り出して飾り付けするのに用いています。
パティシエの講座の中では、寒天でフルーツがたくさん入ったワンちゃん用ゼリーを作りました。それらのスイーツは、必ず、人間もいただきます。
人間のスイーツは、体に良いとか悪いとかという次元のものではなく、嗜好や見栄えが重視したものですが、ワンちゃんのためのスイーツは、まずはその子の体を考えてストレスにならない食材で組み立てながら、人間も一緒に楽しめるように作っています。
もちろん。。
甘みも控えめですが、十分素材の味を感じられるおいしいものになっています。
12センチのケーキをホールで作った場合、ワンちゃんだけに食べさせるのにはちょっと量が多いですしね~。(笑)
寒天ゼリーを食べると調子がわるくなるから、うちの子は苦手という飼い主さんには、調子が悪くならない量を見つけていただきたいと思います。
寒天ゼリーを全くたべないのではなく、、その子にとっての適量を見つけていただきたいのです。
寒天は、原材料が海藻で、栄養成分は、食物繊維が全体の81%。そのほかに、Ca K Fe Mg Mn Cu などのミネラルです。
カロリーは、100グラム当たり3kcal という低カロリーです。ちなみにゼラチンは、100グラムあたり344kcal ですので、寒天は1/100以上なのです。
メリットとしては、
● 食物繊維が豊富
● 血圧を下げる
● コレステロール値を低下させる
● 血糖値を下げる
● 肥満を防ぎ便秘を解消する
● 乾物量の250倍の水を固める作用がある
● 材料の天草には抗炎症、鎮痛効果がある
寒天ゼリーは、消化管を通過する中で水分が徐々に吸収されるので、便にも水分が作用して柔らかくするため、自然なお通じにつながりやすくなります。
私が再三申し上げていることには、必ず両局面かあるということ。
特にワンちゃんの食に関するときには、必ず、、メリットだけに注目するのではなく、デメリットも☑していただきたいです。
デメリットを考えるときには、、食べさせすぎたらどうなるのか?
極端に多量に与えた場合を想像してみてください。
さて、寒天のデメリットとしては、
食物繊維が多いので、大腸に負担がかかります。
もともと消化能力が低い子には下痢などの症状が出てくる可能性もあります。
あげる量については、飼い主さんがうんちの様子、その他生活上の観察をしっかりして、その子の適量を見つけてあげていただきたいです。
また、その適量というのも、年齢の経過や季節によって当然変化してきます。
まずのところ、、毎日違います。。(笑)
人間で考えてみてください。。
ビールをガンガンのんで大丈夫な日と、、そうでない日がありますよね?
それとおんなじです。(笑)
また、寒天は寒性の食材です。体を冷やすので、もともと冷え性の子には注意が必要です。
我が家のくぅみどは代謝が高く体が熱い子なので、夏場は体を冷やす寒性の食材は大歓迎です。
以前、寒天ゼリーの話をしたところ、ゼラチンでゼリーを作った方もいらっしゃいますし、、(笑)
チアシードではだめかと聞かれたこともあります。
チアシードは種ですので、当然脂も多いし、カロリーも高いです。
似て非なるものがたくさんあります。
固まれば何でもよいというわけではありませんので、本質を理解して進んでいただきたいと思います。