銭湯経営の世代交代
時の流れと自分の能力を冷静に見極める必要がある。
銭湯経営を始めた9年前。
年中無休で朝6時~営業し、
シャンプー・ボディソープの設置
ドライヤー無料、綿棒設置、命令的な禁止事項貼り紙撤去、飲料水の無料提供。
温浴施設ではあたりまえの事を銭湯で実施し、お客さんはどんどん増えた。
のべ4店経営し、閉店した2店のお客さんが今でも遠路
既存店に来てくれたりする。
そんな喜びが自身の能力を錯覚させているのである。
風呂屋経営では、
家に風呂があるのに来てくれる方にどれだけ感謝の気持ちを伝えることができるか?
まずは、キレイに掃除をすること・・・・・・オモイが伝わらなきゃお客さんは来ない!
とそれなりの自信があったが・・・・気が付きました。
もう54歳になろうとする私ではダメなのです。
本店にしている松の湯(墨田区)は、
30代女性がマネージメントしてくれてます。
浴場に関しては、ほぼ素人です。
ですが、客数はジワジワ増加し、新たな顧客創造をしてくれてます。
ツイートには「100以上のいいね」がつく日もあります。
本人と打ち合わせをすると
私のマーケティングは古く、Z世代には響かないことがわかります。
それもそのはず、会社勤めであれば
私自身が、そろそろ役職定年のお年頃なのです。
若き日の勤め人時代の自分を振り返っても
30代のバリバリの先輩は尊敬できても50代の管理職に対しては
「営業力ないなぁ」と思ってました。
私の考え方を実践させるのではなく、
30代の力を発揮してもらう経営に変えていくことが
浴場の生き残り!