ミギンゴ島問題 | ケニアのマトマイニ(希望)を育てる
新型コロナウイルスに関する情報について

ケニアのマトマイニ(希望)を育てる

1987年から30年続いたマトマイ二・チルドレンズ・ホーム。その卒園生達と共に、貧しさ故に子どもを困窮状態に追いやっているスラムのシングルマザーの自立援助に力を注いでいます。マトマイニ第2章の始まりです。

マトマイニ・チルドレンズ・ホーム-ミギンゴ島

マトマイニの運動場。この2倍くらいの土地に

千人以上が住んでいる。



ケニアの国会は発展的でない議論が多いが、今熱しているのが「ミギンゴ島領土問題」だ。


ミギンゴ島はビクトリア湖に位置する島である。広さは1エーカー(4千平方m強)。マトマイニの運動場の2倍程度の小さな島である。草木も生えぬ岩だらけの無人島だったが、この付近でナイルパーチという魚が多く獲れることが分かり、10年ほど前から漁民が住みつき始めた。


人々が住み、お店やバーや売春宿も出来て今では千人以上が住んでいるそうだ。都市スラムなみの人口密度だ。そこに隣国ウガンダの役人が巡回に来て、ウガンダの国旗をたて税金を取立てるというので、人々が騒ぎ始めた。



「島はケニアの領土内だ。ウガンダの国旗とは」

「早く手を打たないと、今にウガンダが占領してしまう」

エスカレートして、「国を守れない大統領は降りろ」の声もあがる。


喧々囂々の議論が渦巻く中、ウガンダのムセベニ大統領が「頭に血ののぼったルオーが何やらほざいている。島はケニア領土でも水はウガンダのものだ」と言った。ルオーというのは、ビクトリア湖周辺で漁業する民族グループ。オバマ米大統領の父親もルオー出身だ。


それまで「外交的解決を試みなくてはいけない」と言葉を濁してきたキバキ大統領が、最近「ケニア側は軍隊も整えている」と、強みの姿勢を見せた。

「侵略だ」

「軍隊を送れ」


議論はまだまだ続きそう。


こんな小さな争いから戦争が始まったりするのが世の常だけど、どうなることやら。