神奈川県公立高校合格基準比較(2020→2021)    【鎌倉・藤沢・茅ヶ崎地区】 | 横浜市東戸塚にある個別指導塾教室長のブログ

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神奈川県の公立高校入試の受験情報や小・中学生の学習指導について綴っていきます。

 

 

やっと中学校の定期テストが終わって一段落したと思ったら、来週金曜日は英検があります。


この1カ月、塾の英語の授業は英検3級や準2級のライティングをやりましたので、成果が出るといいなと思います。

 

さて、今回は藤沢エリアの2021年度受験の合格基準比較を行っていきます。

 

SOFTS復活

2020年度の合格基準では、湘南地域の5つの上位校(SOFTS)に明確な溝が出来ていました。


ところが2021年度入試では湘南台・鶴嶺の基準内申が上がり、オール4近くの生徒たちにとっては選択肢が増えて良かったのではないしょうか。

 

◆S 海側⇒七里ガ浜(1.36倍 → 1.29倍 → 1.32倍)

◆O 鎌倉方面⇒大船(1.12倍 → 1.23倍 → 1.28倍)

◆F 南⇒藤沢西(1.36倍 → 1.46倍 → 1.21倍)

◆T 茅ケ崎方面⇒鶴嶺(1.23倍 → 1.09倍 → 1.27倍)

◆S 北⇒湘南台(1.02倍 → 1.17倍 → 1.46倍)

※倍率は、確定倍率を2018→2019→2020の順に並べています。

 

2020年度の確定倍率からも湘南台と鶴嶺はV字回復していることが分かります。


湘南台は新デザインの制服が好評なのでしょうか?それとも幅を利かせていたマーチングバンドの上級生がご卒業されたのかもしれません。

 

鶴嶺は内申100付近の高校では、横浜南西部エリアの横浜氷取沢と同じように英語教育に力を入れている高校です。


しかも、横浜平沼と同じ「グローバル教育研究推進校」です!今年から耐震工事による仮設校舎になっていますが、倍率が上がっているところを見ると杞憂だったようです。

 

自塾のある横浜南西部エリアでは市立戸塚の基準内申が106まで下がりました。


しかし、倍率は相変わらず高いので、内申や模試の点数が足りない生徒は電車の乗り換えなし&下り方面の七里ガ浜や大船、湘南台をターゲットにする生徒もいるだろうと予想します。

 

鎌倉高校躍進!?

鎌倉高校の直近4年の基準内申は【116→116→116→113】でした。2021年度入試では113が再び116に戻っただけなのですが、この116に価値があります。

 

他のエリアの基準内申116の高校はそうそうたる顔ぶれです!

■横浜南西部エリア … 希望ケ丘(旧学区1位)

■三浦・湘南エリア … 横須賀(旧学区1位)

■中・県西エリア … 平塚江南(旧学区1位)

 

旧学区1位の高校と肩を並べる鎌倉高校…なんか序列が上がった感じがしますが、本気で鎌倉高校を狙っている中3生にとっては気が気じゃないでしょうか。

 

しかし、2021年度の鎌倉高校の確定倍率予想は隔年現象どおりなら上がります。

■鎌倉(1.18倍 → 1.42倍 → 1.24倍)

※確定倍率を2018→2019→2020の順

 

ただでさえ、特色検査の問題が公立中高一貫校の中受でよく見る適性検査問題に似ていて勉強するのも大変です。

 

去年は10月20日近くで暫定倍率の調査が行われており、よいよ2021年度の受験生の動向が明らかになってきます。

 

コロナ禍の中、学校の定期テストの勉強と受験勉強を両立するのは大変かと思います。


英検や模擬試験を受験することで、中だるみしないように緊張感をもって勉強に励んで欲しいです。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!