【2021年度入試】内申33~36で狙える公立高校 | 横浜市東戸塚にある個別指導塾教室長のブログ

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神奈川県の公立高校入試の受験情報や小・中学生の学習指導について綴っていきます。

 

 

 

 

去年は12日に台風21号が来て、自塾には珍しく休講していました。


今年もこの時期に台風が関東に近づくあたり、地球温暖化が進んでるということでしょうか。

 

さて、今回は内申33~36で狙える公立高校について、合格者平均内申と合格者平均得点の両面から考察していきます。

 

まず、内申33~36で狙える公立高校を下記のグループに分けました。

①偏差値48~51グループ(12校)

※去年は11校

②偏差値52~55グループ(16校)

※去年は12校

 

2020年度の公立入試は平均点が高かったため、去年より合格平均点(受験生の得点力)を重視してグループ分けを行いました。

 

その結果、下記の高校が入れ替わっています。

①偏差値48~51グループ

・横浜氷取沢 

※2019内申30付近②(93~99)からUP

横浜清陵 

※2019内申30付近②(93~99)からUP

・市立高津 

※2019内申30付近②(93~99)からUP

・神奈川総合産業 

※2019内申30付近①(88~92)からUP

・鶴嶺 

※2019内申33~36②(偏差値53~56)

からDOWN

 

②偏差値52~55グループ

・市立みなと総合 

※2019内申33~36①(偏差値48~52)

からUP

・鶴見 

※2019内申33~36①(偏差値48~52)

からUP

・市立横須賀総合 

※2019内申33~36①(偏差値48~52)

からUP

・住吉 

※2019内申33~36①(偏差値48~52)

からUP

・港北 

※2019偏差値55~57からDOWN

・七里ガ浜 

※2019偏差値55~57からDOWN

 

このレベルの高校を受験する生徒たちは、内申がオール4かつ模擬試験で常に300点以上を目指して、日々がんばっていると思います。

 

受験校を決める最終判断としては、両方満たせるなら②、片方だけなら①といった感じになるでしょうか。

 

また内申33~36を取る生徒たちは、部活動や習い事を熱心にしている子が多い印象です。

 

部活動も勉強も両方頑張れる生徒は、時間の使い方が上手で、やらなければいけないことは時間を決めてすぐに行動しています。

 

逆に、家庭学習の時間の少なさや塾の宿題が出来なかった言い訳を部活動のせいにしている生徒は脱落していきます。

 

その差は中学1年生から徐々にハッキリしてきます。


つまり、部活動を引退してから頑張るでは、このレベルの高校を受験するのは厳しい状況に追い込まれることになります。

 

 

【表①】2020年度神奈川県公立高校入試 合格者平均内申

 

内申33~36の高校は、大手一斉塾で「〇〇高校合格」と合格者数をアピールする学校なので、毎年激戦が繰り広げられています。

 

ちなみに上記の表を確定倍率が高い順にランキングしてみると、

 

◆ 2020年公立入試の確定倍率ベスト10

・01位 横浜清陵高校項 1.51倍↑※

・02位 元石川高校高校 1.47倍↑

・03位 湘南台高校高校 1.46倍↑※

・04位 市立高津高校項 1.49倍↑

・05位 港北高校高校項 1.44倍↑

・06位 市立横須賀総合 1.40倍↑※

・07位 市立みなと総合  1.37倍↓

・08位 市立橘高校高校 1.35倍↓

・09位 七里ガ浜高校項 1.32倍↑

・10位 鶴見高校高校項 1.31倍↑

 

やっぱりこのレベルの高校は人気校が多いですね。

 

ベスト10のうち、横浜清陵、湘南台、市立横須賀総合は2018年から毎年倍率が上がり続けています。


今年も高倍率かもと思って勉強した方がよいでしょう。

 

また、市立みなと総合市立橘も隔年現象で今年は倍率が上がることが予想されます。


その場合、2019年度は市立みなと総合(1.44倍)、市立橘(1.48倍)だったので、そこまで上がるかもしれません。

 

内申に関しては、このレベルの高校を狙おうとしている中3生は成績の取り方を知っていると思っています。


今更「提出物は大丈夫か」とか「定期テストの勉強、平気かい」なんて余計なお世話ですよね。

 

むしろ中学校のクラス担任や進路担当の先生にどれだけ志望校に向けて真摯に向き合って勉強しているかがしっかり伝わっているのか気になります。

 

そう感じるほど、定期テストの点数が悪くなくても2学期(後期)仮内申を下げられることがよくあります。

 

【表②】2020年度神奈川県公立高校入試 合格者平均得点

 

2020年度の神奈川県公立入試の教科別平均点は下記のようになっています。

■国語5  69.1

■数学5  55.7

■理科5  55.9

■社会5  58.2

■英語5  49.4

■5科計 288.3

 

5科目を1つ1つ見てみると、①の高校も②の高校も大きな差は無いように見えます。しかし、5科計はおよそ27点の差がついています。

 

下記は①、②の高校それぞれの科目別平均点です。

①偏差値48~51グループ

・国語5  74.6

・数学5  59.6

・理科5  60.4

・社会5  62.5

・英語5  51.3

・5科計 308.4

 

②偏差値52~55グループ

・国語5  77.8(+3.2)

・数学5  63.3(+3.7)

・理科5  65.8(+5.4)

・社会5  69.2(+6.7)

・英語5  59.6(+8.3)

・5科計 335.6(+27.2)

 

やはり5科目の中でも英語の差は大きいですね。


こういうデータを調べていると、内申33~36②以上の高校の平均点は60点を切ることがほぼありません。例外は2016年度の入試平均が43.0点の時くらいです。

 

英語は早めに過去問を解き始めることをおススメします。


定期テストの勉強しかしていないと、入試問題にある長文問題を解く集中力が身に付きません。

 

あの本文の長い読解問題をきちんと解くには、長文の英語を読み慣れなければいけないです。

 

国語も同様に長文の読解問題に慣れる必要があるでしょう。


去年、国語の平均点は高かったですが、8割近い点数を取るのは簡単じゃないですよね。

 

理科や社会も合格者平均が60点以上になるあたり、得意不得意を言っている場合じゃないです。

 

得点力が足りない科目を作らない勉強をしていきましょう。

 

 

 

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