2月25日(水)


数日前に、また、「日本に学べ 」関連記事がNew York Times一面を飾りました。タイトルは"When Consumers Cut Back: An Object Lesson From Japan "。バブル崩壊後、いかに日本人が将来に不安を感じ消費活動を縮小させているか、という内容です。

記事には、Fujitsuで良い給料をもらっているご主人の奥様でありながら、キャベツやジャガイモで節約料理に励むTakigasaki夫人とか、あと5年で定年退職を迎えるご主人に第2の就職先を見つけて働けるだけ働き続けて欲しいと望むMasaki夫人、ご主人の収入をサポートするために子供用のバレエ衣装を作る内職をし、欲しいフラット画面TVは値下がりするまで待つというKobayashi夫人など、日本の良妻が何人も出てきます。


この写真はご主人に働けるだけ働いて欲しいMasaki夫人(祝!一面)


確かに、アメリカ人の消費好きは本当に目に余るものがあります。毎年12月は、特にあちらこちらでお買い物狂騒が見られますが、これは数年前の不動産バブル期も金融危機の真っただ中に突入していた去年も全く変わりがありませんでしたから。日本の良妻を少しは見習う気にもなったのでしょうか。


2月24日(火)


ここに来て、続けざまにカリフォルニア時代の友人が二人、力強いヘルプの手を差し伸べてくれることになりました。

一人は、ケイティ。パロアルトのユニセフグッズ・ショップのボランティアで知り合った友達です。ESLの先生をしているので花子ちゃんも時々英語を教えてもらったりしていたので、かねてからふつふつしていた英語チューターのことを相談したら、「あら、それなら、ボランティアでハナコの書いたものを添削してあげるわよ。」って申し出てくれました。少しでもお礼を払わして、って言ったんだけれど、「今はボランティア・ワークをしていないから、これが私のボランティア・ワークよ。It's my pleasure.」って、こういうこと、アメリカ人はすらって言っちゃうから格好いい。突きつめて考えた結果、英語チューターに期待することって、ネイティブにしか教えられない表現方法だと思ったので、これがケイティにお願いできるなら、って、とうとう、しばらくチューターをお休みする踏ん切りがつきました。

もう一人は、Tさん。花子ちゃんのクラスでは、今「移民プロジェクト」に取り組んでいます。それぞれ、関心のある移民(アイルランド系移民、イタリア系移民、ロシア系移民、などなど)を選んでリサーチし、最後はエッセイにまとめるというもので、ここ1,2か月ずっと本を読んだり、インターネットでリサーチしたり、色々な取り組みをしています。だいたいの子供が自分の祖先が来た国からの移民を選びます。愛国少女の花子ちゃんはもちろん日系移民。さて、このプロジェクトの一環として、先週の冬休みに、家族や親戚に先祖の移民体験についてインタビューをする、という宿題がありました。驚くことに、というか、まあ、当然なことなのですが、ここでは、一部の子供を除いて皆、先祖には必ず移民世代がいるわけですから、日本の小学校での「おじいさん、おばあさんに第2次大戦中のお話を聞きましょう。」という宿題と同じくらい、何でもないことです。ただ、テンポラリーに住んでいる「一部の子供」、即ち駐在員の子供にとっては、そんなインタビュー相手を見つけるのはとても難しいのです。そこで思い出したのが、カリフォルニア時代の友人Tさん。今は東海岸の超有名大学でリサーチしている日系4世です。花子ちゃんは早速電話でインタビューの趣旨を説明し、冬休みに入るや否や18個もの質問をメールで送りました。その中には、「ハワイでの日系1世達の暮らしぶりはどんなものでしたか。」「1世達の賃金はいくら位でしたか。」なんて4世の彼には答えに窮するものから、「パールハーバー・アタックの時、ハワイの日系移民はどう感じましたか。」「ハワイの日系人たちのステータスはどう変わってきましたか。」「ハワイにも人種差別はありましたか。」などという重いものまでいろいろごちゃまぜです。この質問に対するTさんの答えが今日、届きました。お人柄がにじみ出るような誠実な回答からは、彼が日系移民の先祖たちを誇りに思う気持ちが伝わって、とても感動しました。彼は、メディカル・ドクターですが、医学の道に進む前に、日本文学史を選択しており、理系なのにとても情感があるのです(理系の方への偏見でしょうか)。花子ちゃんは、彼からの回答をアンダーラインをひきながら、嘗めつくすように何度も読み直していました。

例えば、

I have heard that the Japanese Americans were earnest about theirchildren’s education. Is that true?

The Japanese-Americans are known to encourage their children to become educated. This is because each generation wants the next generation (their children) to have a better life than their own. They want their children to be richer, to have more luxuries, to have more power and influence, and to be able to struggle less. Japanese parents believe that education is the key to a better life. They would save much of their money to be able to give it to their children for education.

The first generation (issei) had to work hard on the plantations. They wanted their children (the second generation: nissei) to become educated so that they can have other, more skilled, and higher paid jobs. The nissei wanted their children (the third generation: sansei) to become educated so that they won’t have to live through another period of internment camps following World War II. The sansei wanted their children (the fourth generation: yonsei) to become professionals like doctors, scientists, lawyers, teachers, engineers, business leaders, and government leaders so that they can be wealthy and influential in Hawaii and the United States. You can see that each generation just wants their children to have a better life than before.


How did your ancestors think about Japan? How do you think about Japan?

Most of us continue to have some remote ties to Japan. We have distant relatives still living in Japan. My grandfather had siblings that were born in Japan and continue to live there in Hiroshima. As yonsei, we have very little ties left to Japan. We have been raised in Hawaii and the U.S. and are much more familiar with the lifestyle and culture of America. However, Japan still interests most of us. We enjoy the culture of Japan. And we still carry the ideals of the issei: to strive to advance ourselves and our children to become better and more successful with each generation.


ケイティもTさんも、今ではとても懐かしいお友達。ありがたいです。

2月23日(月)


ウィンター・ブレイクが終わるや否や、花子ちゃんの担任の先生は矢継ぎ早にテスト・スケジュールを発表しました。3月末が2学期の成績表の〆になるようで、その前に、ということなのでしょうが、お休みモードの切り替えがとても大変です。

さて、今回のテストも前ばらし方式。

今学期のテーマ、理科は電気、社会は移民、について記述式の問題が用意されました。

まずは、理科。

1. What is an electrical circuit?

2. What is the difference between static electricity and current electricity?

3. What is the difference between a parallel circuit and a series circuit?

4. What is the best conductor?

5. What is a short circuit?


そして社会。金曜日のテストに向けて、毎日数問ずつ小出しに先生が黒板に書き出す問題を子供たちはノートに書き写します。

1.What was Ellis Islad?

2.What happened in Ellis Island?

3.Write the steps to get the citizenship of the USA.

4.Write about the way of life of immigrant kids.

5.Two ways the industrial revolution helped American people.

6.Two ways machines hurt people.

7.Two reasons American people did not like newly comming immigrants.

8.Why did immigrants come to the USA?

9.What did immigrants do when they came to the USA?

最後の8、9番はそれぞれがテーマに選んだ国からの移民について自分がリサーチしたことについて書きます。


理科も社会も、好きな子は好きなことを好きなだけ書けるチャンスがあっていいテストです。花子ちゃんの場合、理科はそんなに好きではありませんから、テキトーにライブラリーで探した本やウェブから該当する部分も持ってきて当たり障りのない無難な解答を用意しますが、社会の方は、書きたいことが多すぎて先生が指定したボリュームを軽く超えてしまい、どこを削ればいいか、相談されました。


実は、今週、花子ちゃんも太郎君も、この冬2回目の風邪にかかって、それもかなりひどくて、ほとんど1週間学校を休んでしまいました。花子ちゃんは月曜日に学校に行って、今週テストやるよ、ということだけは知っているので、余計に気が揉めます。それでも、2軒先に住むオリビアが毎日通ってきてくれて、先生の発表する問題を逐次届けてくれました。花子ちゃんは、熱で真っ赤な顔をしながら、ベッドの上で必死にテキストをひっくり返しながら原稿を作り、ひたすら暗記しまくります。前回も驚きましたが、今回も病をおしてのこのがんばりぶりに、ちょっとびっくり。でも、先生も先生で、ようやく回復して金曜日に登校すると、テスト用紙が花子ちゃんの机に揃えておかれていて、休み時間を使って終わらすように、と指示されたそうです。この国に、というかあの先生に、甘えと油断は禁物だわっ!


この他にも、算数のstate testが来週に控えており、また、それぞれの子供が選んだ国からの移民について、informational reportを書くという課題があります。先生へ読書感想の手紙を書くという宿題も、このところ頻度が上がって来て、back to dateで書いているのばればれだけれど、その後も大変な日々が続いています。