4月16日(木)


3月のとある土曜日、お友達家族と夕食を取っていたら、もう夏の計画を立て始めていると聞いてびっくり。帰宅して色々調べてみると、確かにいいフライトが取れにくくなっています。特に、マイレージなんて日本人の休暇が殺到する8月中旬なんて絶対に使えない。いったいいつから予約しているのかと驚きました。何もアメリカまで来て、と思うのですが、日本の本社がお盆休みを中心にスローペースになるので、こちらの日本人もその辺りに夏休みを取るのが集中するのだそうです。うちのパパもその一人です。

さて旅行の目的地候補は、いろいろあがりました。西海岸に住んでいたのに何故か行かなかったイエローストーンとかカリブ海の島々とか、ヨーロッパとか。喧々諤々家族で相談した結果、イエローストーンは一度は行ってみたいけれど9日間全部使ってしまうのはもったいない、そのうち日本の旅行会社がやっているツアーで子供たちとママだけでサクッと見どころだけ見てくるのでいいのではないか、カリブ海の島々は冬にとっておこう、ヨーロッパは花子ちゃんがヨーロッパ史を勉強してから、でないと豚に真珠、ということで、今回は、メイン州アーケディア国立公園&Bar Harbor+モントリオール&ケベックのドライブ旅行と相成りました。最初は、アメリカ人のバケーションのように、Bar-HarborのコテージかB&Bに丸々9日間滞在して、のんびりサイクリングやテニス、国立公園めぐりを楽しもうかと思ったのですが、じっと地図を見つめてみると、モントリオールとケベックなんてもう目と鼻の先、家族全員(太郎君も多分)、カナダは街も自然もきれいで食べ物もおいしい、と過去の経験から好印象を持っているので、足を延ばすことにしました。当初の予定より少し日数は減ったけれど、Bar Harborでは感じのよさそうなB&B の予約を入れました。それからケベックでは、少々ミーハーではありますが憧れのあのホテル の予約もまだゆとりでとれました。

あとはなんとかなるかな、って思っていたら、カリフォルニア旅行で新たな展開となりました。花子ちゃんの宿敵あるいは親友ローレン のママはS大学の教授という忙しい身でありながらこまめにメールをくれるので、今回のカリフォルニア旅行でも会えるかな、って連絡したら、丁度ほぼ同じタイミングでNYに家族旅行だけれど、その代り夏にニューハーンプシャーの別荘で2週間過ごすから遊びに来ないか、と返事がありました。細かく詰めていくと、別荘のある場所は湖水地方と呼ばれる風光明媚な場所で、ほとんど我々の旅行のon the way、寄るか寄らないか迷っていた場所だし、我々の夏の旅行の最初の2,3日が丁度日程が合うということで、教授家族と2泊三日ってきつくない?ってくじけそうになる心を叱咤してありがたくオファーを受けることにしました。そりゃあ、花子ちゃんは大喜びです。けんかするなよ!パパが休暇を余分に一日くっつけられるかなど、まだ調整事項が少し残っていますが、ひょっとするとマジで実現しちゃうかも。そうするとモントリオールはカットかな、って、感じです。ああ、それまでに、この廃れた英会話能力をなんとかしなければ・・。ローレン一家との夏の計画の打ち合わせによって、サマーキャンプ計画にも大きな変更が生じました。詳しくはサマーキャンプの記事に。

旅行の最後には、educationalな目的で、ポーツマスにも立ち寄れたらと思っています。小村寿太郎ゆかりの地、なんて言うのも残っているようですから。

4月16日(木)


随分長い間さぼっていました。書かなくなるとすっかり遠ざかるものです。

花子ちゃんがもう1か月ブーツを履かなくてはならないということで、本人も家族もうんざりしてちょっぴりしょげたりしたり、3月半ばになってもちっとも暖かくならないので気持ちがふさいだりしました。それに太郎君の学校が1け月もの春休みに入ってしまって、まったりお家にいるのでscamamはさっぱり身動きがとれませんでした。そういう訳で、活動状況がかなり落ちてしまった1ヶ月間でした。


そうはいっても花子ちゃんは相変わらず元気満々です。

花子ちゃんのクラスの移民プロジェクトは無事終了しました。先生が最後にやったことは擬似コミッティというプログラム。クラスの子供たちを19世紀後半の経営者と労働者とコミッティの三つのグループに分け、「政府は労働者の雇用環境について"cut in"すべきかどうか。」についてディスカッションをし、最終的にコミッティが結論を出す、というものです。元気のない花子ちゃんを励ますためか、或いは花子ちゃんの性格にうってつけと思われたのか、先生は花子ちゃんをchair womamに指名していくれて、花子ちゃんはそれはもう大張りきり、拙い英語で仕切りまくったのだそうです。結論はほぼ98%の人が想像されると思いますが、政府の介入が必要、というものでした。しかし、経営者側に回った子供たちは、その最初から不利な立場をもろともせず、「劣悪な労働条件が気に入らないなら辞めてくれ。代わりはいくらでもいるんだから。」と鬼代官のような熱弁を行ったそうです。個人的には労働者がかわいそうだ、政府は徹底的に介入すべきだと考える花子ちゃんですが、労働者の「経営者は搾取したお金でバカンスを楽しんでいる。許せない。」という発言に、思わず、中立な立場を保たなければならないにもかかわらず、「彼らは一生懸命働いたからお金持ちになって経営者となれたのです。努力した人が楽しい思いをすることはよいことです。あなた達も今はつらいかもしれませんが頑張って働いていればきっとそのうち幸せになれますよ。」と発言してしまったと結構自慢そうに報告してくれました。何のためらいもなくアメリカ的資本主義の歩く宣伝塔のような発言をする我が子に一抹の不安も感じるこのごろであります。


スポーツに戻れなくてうんざりする花子ちゃんは、欲求不満をサクスフォーンで紛らわし練習に力が入っていましたが、スクールバンドの先生に奨められて、街のjazz bandのメンバーになることができました。スクールバンドの練習とは別に、週に1回、middle schoolのband roomに各小学校とmiddleの5thと6thの子供たちが集まって練習します。本当は定期的に行われるオーディションを受けなければいけないのですが、スクールバンドの先生が話をつけてくれたので、すんなり潜り込めたという感じです。このbandの次はall county bandといって、郡の選抜bandになります。これはかなり厳しいオーディションがあるそうですが、怖いもの知らずの花子ちゃんは来年度には挑戦する、と意欲まんまんです。


この1か月に書き忘れてはならないことは、WBCで日本チームが優勝したことです。準決勝でアメリカに勝った時には新聞も大きく取り上げ、クラスでも朝から大騒ぎだったそうですが、翌日日本がとうとう優勝したときまでには、アメリカ側の熱はすっかり冷めて新聞には全く載りませんでした。というのも、たまたまその朝が花子ちゃんのnews article発表当番だったので、この話題を取り上げないでおくものか、と家族総出でNew York TimesとWall Street HJournalsをくまなくめくったので間違いありません。それでもしつこく、yahoo newsの速報をプリントアウトして、花子ちゃんは誇らしげにレポートしたのだそうです。担任の先生のコメントは、「昨日の試合の結果をみて、このクラスの中に大喜びする生徒が6人いると確信していたのよ。」というものでした。


太郎君は、春休みの間DVDを1日1個しか見ないと決めていたので、ママと遊ぶと楽しい、ということを学んでしまったようです。まとわりついてこまる~♪、って古いCMソングありましたよね。同じ支援学級のY君ともよく遊びました。ママと電車でマンハッタンに出かけて自然博物館を見るというプチ冒険もありましたよ。


さて、この1か月のscamamといえば、ぐうだらぐせが付いてしまい、毎日家でのんびりしていたのですが、それでも、夏の旅行と子どもたちの夏のキャンプの計画をcompleteしました。こちらのの夏のキャンプは一大イベント、この季節のparentsの挨拶は、「もうキャンプは決まった?」です。かなりのエネルギーを使いました。ついでに、春休みに家族でとうとうカリフォルニアへの里帰りも実現させました。こうして少しずつ活動を再開しつつあります。今日は、village tennis lessonが始まります。よい天気だ、さあいくぞ!


夏の旅行計画、キャンプの話、カリフォルニア旅行記、太郎君のプチ冒険、順々にアップしていきます。

3月13日(金)


ESLと言っても、今回はscamamのお話。

カリフォルニアでは、大学のspouse向けカリキュラムが充実していたし、街のアダルト・スクールのESLも雰囲気が良くて、scamamのsocial activityはESLを中心に行われていたと言っても過言ではありません。しかし、ここは違う。9月以降、試行を重ねてきましたが、なかなかこれ、といったものに出会うことができませんでした。

最大の失敗は、冬のsessionにとった、小さなカレッジのESLコース。初日にガツーンときました。どうやらこの学校は、Au Pair(オーパー)のためのESLコースを充実させているようで、scamam以外の生徒は皆20歳前後のヨーロッパ人ばかり。このオーパー という制度、若者がアメリカ人の家庭に1年間住みこんで、ベビーシッターをやりながらESLに通うというもので、確か取得すべきESLの単位の下限制限もあったように覚えています。というのも、カリフォルニアでも南米からのオーパーに何人かあったから。でも、彼女たちはおばさんばかりのESLで少し身を引いてつつましやかにしていたの。ラテン系でも。でも、今回のは違いました。アメリカ人の女の子の旬って15歳前後でその後はブクブク言っちゃうんだけれど、ヨーロッパ系の女の子は20歳前後でも皆スレンダーですごくかわいい。そのかわいい女の子たちが機関銃のように発言しまくります。コースのタイトルは"Ehat's the news in America?"といって、時事問題について話合う上級コースだったので、八つ子の倫理問題とか、キャロライン・ケネディは何故上院議員をあきらめたのか、とか、リンカーン生誕200周年に因んで、リンカーンは本当に奴隷解放を目的としていたのか、とか面白いものが多かったのだけれど、発言の内容の良否はともかく、彼女たちは臆することなく自分の意見を言いまくる。それに英語もすごく上手で、なんでESL必要なのか、と思ってしまうのです。そんな娘ほど違うお嬢さんたちの間で、scamamはほとんど静かにほほ笑むアジア人、状態、辛い2か月を送りました。と言っても、太郎君、花子ちゃんが次々と風邪で倒れ、半分ぐらいしか出席できなかったのだけれど。

さて、しかし、3月から始めたESLはある意味ピンポーンでした。scamamの住む町とは違う、フランス人ばかりの街のアダルトスクールのESL。生徒はフランス人のおばさん達と日本人が数名。コースのタイトルは"America Through its Literature"と言って、アメリカの大衆文学の抜粋を読みながら1865年以降のアメリカ史を見ていこう、というもの。先生は、イタリアXアイルランド系のパワフルなおばさんで、エネルギッシュに移民史、産業史、文学史、語りまくります。scamamから見ると口をはさむ隙もないのですが、フランス人たちは上手に質問をはさんでいるのが羨ましい。でもその質問自体は、何でそんなこと聞くんだ、って思うこともよくありますが。ともかく面白くて毎週楽しみ。実は昨日から太郎君は1か月の長い春休みに入ったのだけれど、週に1回、この授業だけは、ベビーシッターにお願いして参加することにしました。難といえば、完全なレクチャーなので、やっぱり英語を話す機会がないことかしら。ほんと、NYのここの生活では英語いらないから、英会話能力、衰退する一方です。