◆白川総裁吼える!!

 日銀の白川総裁は訪問先のアメリカワシントンで米連邦準備制度理事会主催の会議で講演行った。
リーマンショック後の大規模な金融緩和について、金融緩和の副作用やその効果の限界についても今一度考える時が来ていると警鐘を鳴らした。

 確かに、行き過ぎた金融緩和が長期化すれば、超低金利が常態となる可能性がある。超低金利が長期化すると、金利負担が低く抑えられるため借金返済の意欲が薄まりかねない。そうなれば家計や企業の財務環境が悪化する。
 さらに、低金利により安く借りた資産が新興国や資源価格の先物相場に流れ込み、新興国でのインフレ、資源インフレが起こる可能性がある。じっさいに、ブラジルなどの新興国では金融引き締めのため中央銀行による政策金利の引き上げが行われている。現在、JPYは強含みで推移しているが、これが弱含みに相場が転換すると日本でもインフレが起きる。不況下におけるインフレ、つまり、スタグフレーションになる可能性があるのだ。