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今回は「あきらめないがん治療」と題して、当院が行っている治療についてご紹介いたします。

 

「末期がん」、「治療法がない」、「余命○ヶ月」などの文言ですが、言われたご本人やご家族がどれほどの絶望を感じられるかは想像に難くありません。いや、想像以上でしょう。

 

実際、私自身も長年がん治療に携わる中で、何度となく悲しい「宣告」をしてきました。

多くの場合、「宣告」後の選択肢としては、

 

1)抗がん剤、もしくは放射線療法・・・これは厳しいながらも治療ですので、希望をもつことは出来ると思います(延命効果)。

2)緩和医療・・・Best Supportive Care(BSC)といい、症状の緩和を目的とした終末期医療のことです(厳密にはそれだけではないですが、日本では主にこの意味)。限られた命をいかに過ごすか、という観点で非常に大切です。

 

のいずれかになります。

 

しかし、ひとつしかない命に対して治療の選択肢はもっとあっていいと思っています。

そのような思いで私たちは、「あきらめないがん治療」を行っております。

 

治療の一例を提示します。

50歳代、食道胃接合部がん術後、縦隔内リンパ節転移、多発肝転移、腹膜播種

           治療前    →   治療開始5ヵ月後

 

 

PET-CT画像ですが、矢印転移です。

治療前の状態は腹膜播種が進行しており、腹水貯留や腸閉塞の可能性が非常に高いです。

つまり入院が必要となり、食事の摂取も難しくなることが予想されます。

この時点で余命は長くても3ヶ月でしょうか。

 

治療開始後、骨盤内にあった大きな転移が縮小し残存していますが、ほとんどの転移が画像上消失していることが分かりますもちろん患者様は入院することなく、お元気に過ごされております。

 

長年がん治療をしてきた者にとって、驚くべき治療効果であることに疑いの余地はありません。

 

このような劇的な治療効果をあげるものは、現在多くはありません。

また、どこでも受けられるものではありません。

私たちの治療が絶望に光をともすものであることを願っております。

 

詳しくは、↓をご覧ください。

https://www.sbc-hospital.jp/care_immunotherapy/

 

最後までお読みいただき有難うございました!