薄毛の原因とされるDHT(悪玉男性ホルモン)を作る酵素
「5α reductase (5AR):5α還元酵素」
よくフィナステリドとディタステリドの作用機序の違いで話題になるやつです。
(おさらい)
フィナステリドは5ARのtypeⅡ、ディタステリドは5ARのtypeⅠ、Ⅱの両方をブロックとされます。
実は3つ目があるんです。
自分、まったく知らなかったので驚きました。
ただこのtypeⅢの発現は前立腺、脂肪組織、乳腺、乳癌および前立腺癌細胞株(1)とされるので正直、AGA治療には関係ないというのが結論です。
また、typeⅢはフィナステリド、デュタステリド
いずれにも感受性がる(1)
とのことで、じつはフィナステリドはⅡだけじゃなくⅢもカバーしていたことになります。
ますますびっくりしました。
今回はちょっとマニアックな回でした。
(1)Horm Mol Biol Clin Investig. 2010 Aug 1;2(3):293-9.
※調べてほしいことがあればコメントしてください。できることならなんでもします。
〈施術紹介〉
施術名:AGA治療薬
施術の説明:内服薬は体の内側からAGAの進行を止め、発毛しやすい環境に体を整え、外用薬で直接、毛根に発毛促進を働きかける治療方法です。
施術の副作用(リスク):内服開始から1~2ヶ月は初期脱毛が見られることがあります。また、発赤、痒み、発疹などお肌のトラブルなどが生じることがあります。
施術の価格:1,800円~108,900円