昨年のS-BATTLE2017 冬の陣にてKARATEライト級王座を防衛した松本純輝チャンピオンの取材に正道会館 健明館へお邪魔させていただきました。猛暑が続く7月下旬の日曜日、静まり返る道場の中で共に精進し合う青谷選手と共に激しい稽古に汗を流す松本チャンピオンがそこには居た。
正道会館 健明館 館長の河邊先生の巧みで絶妙な檄に、限界ギリギリの身体を気力で振り絞って、フィジカルで徹底的に自分を追い込み、自らの身体をとことんいじめ抜いて居た。そんな稽古終わりに河邊先生と松本チャンピオンの2人に取材をさせてもらいました。
【まずは昨年のS-BATTLE冬の陣で2度目の防衛を果たしましたが今の気持ちを教えてください。】
松本_防衛出来た事は嬉しかったんですけど、凄く心残りがあって、煽り映像でも言ってたと思うんですが、倒して防衛しようと思ってたんですけど、なかなか倒しきれず、タイミングも合わず、上手くいかなかったので、そこが少し心残りで悔しいです。
【河邊先生はどの様に感じましたか??】
河邊_そうですね、やっぱり限られた時間の中で、どれだけのパフォーマンスを彼が見せられるかって言う所には、僕としても60点位かなって思っていて、まぁ正直倒しにはいけたかなと思うし、狙えたかなとは思いますね。でも相手も甘くなくて、若いし勢いもあったので、まぁ彼の持ってる力の半分位は出せれたのかなって思います。
【防衛を重ねて、これからは目標にされ、追われる立場になってくると思いますが】
松本_チャンピオンになったから追いかけられてるって気持ちは全くなくて、挑戦してくれる相手に対して防衛するじゃなくて、その人に頑張って勝ちに行こうって言う気持ちのが強いですね。
【今後こんな選手と闘ってみたいとかってありますか??】
松本_闘ってみたいと言うか、この人凄いって言う選手が1人正道会館の中にいるんですけど、まぁそれが山田光誓選手って言う選手で、スタイルが凄く似ているなって思うし、キックでも凄く活躍していて、まだ一度も対戦した事がないので、正直勝てるかどうかわからないですが、一度対戦してみたいと言う気持ちはあります。
河邊_そうですね山田選手は、高知の戸田師範って凄く戦略家の方で、僕も凄く尊敬してる方なんですけど、その中で育った山田選手は、同じようにジュニアから上がってきた選手で、初めは松本の方が先に走ってたんですけど就職やら仕事の都合もあって、山田選手は空手一筋で、RISEの方でもずっと連勝していてBigbangでもずっとKO勝ちしている全王者にKO勝ちしていて、KICKの試合でも空手の試合をするようなスタイルの選手で、僕ら正道会館の今までやってきた道を実践しているので、松本とやったら面白いんじゃないかなって思います。まぁ正道会館の全日本大会が9月2日にあって、そこで実現できたらなって思っていたんですけど、山田選手の方がRISEの方で試合が決まっていますので、松本がその全日本で優勝して、出来たら次の年の全日本大会で対戦できたらなぁとは思います。
【今年の4月のS-BATTLE桜の陣で、キックのデビュー戦を行いましたがどうでした?】
松本_キックの試合は初めてだったので凄く緊張して、硬くなっちゃた所もあったんですけど、空手ベースでキックの試合が出来て、最終的にはパンチが上手く入ってKOする事ができたので、凄く楽しく試合をする事ができました。
【キックの世界でも全然やれるんじゃないかなと言う印象でしたが】
松本_この前試合をしてみて、顔にパンチをもらうと言う事が全くない中で、この前の試合は1Rから凄い攻めてきて、慣れてない部分もあって、少しビビってた所もあったりして、ちょっと恥ずかしいんですけど、まだまだ怖い気持ちは少しあります。
【河邊先生からみてどうですか?】
河邊_僕はもう、彼は目が良いし、実際グローブ空手の方は中学生からやっているので、僕はもっと早くからやっても良かったんじゃないかって思ってるんですけど、まぁ空手と並行してやってて遜色はない育て方をしているので、そこで空手やって、キックやってマイナスになるんじゃなくて、どっちもプラスになる指導をしているので、まぁ体重的にもキックやってる方が可能性は広がるし彼の格闘技人生の為にも良いと思うので、是非今後挑戦をしていってほしいです。
【今後どのような選手になってほしいですか?】
河邊_まぁ本当に彼は最初から強い選手と言うわけではないし、一つづつコツコツやってきた選手なので、空手の良さを生かした、生き方も空手道に通じるスタイルでリングでも証明できる選手になってほしいと思います。
【松本チャンピオンはどのような選手になっていきたいですか?】
松本_ファイトスタイル的には今のまま続けて、昔からずっと欲しかったのは全日本のトロフィーですし、同じ道場生の青谷君が先にでっかいトロフィーを持ってきてくれたので、僕も欲しいなぁとは思ってますし、チャンピオンとしてももっともっと強くなりたいなとは思います。
【エスバトルのチャンピオンになって環境の変化はありますか?】
松本_この前なんですけど従兄弟の子に見せたら凄く食いついてくれて、チャンピオンになって本当によかったなって思いますし、チャンピオンベルトを持っていると小さい子からも慕われて、カッコイイって言ってもらえて凄く嬉しいです。
河邊_彼の努力があっての事だと思いますし、支えてくれる家族のご協力もあっての事なので、凄く重みのあるベルトだと思いますし、S-BATTLEを主催している丹山会長やSTAFF皆さんの血と汗が染み込んでいると思っているので、彼はこのベルトの価値を高めていかなければいけないと思っているので、全日本でもチャンピオンになってもっともっとこのベルトの価値を高めていってほしいと思います。
【徳川杯で優勝して今のベルトを掴む事ができたと思うんですが、徳川杯に出た時の事を少し聞かせてください】
松本_徳川杯に出た時は、素手素足の試合に出てから僕は優勝した事が一度もなくて、3位止まりばっかりで、なかなか勝てないなって思っていて、そんな中で徳川杯に出場して、勝って優勝できるのかって言う不安を持ちつつ試合に挑んだんですけど、内容的にはめっちゃ良かったとは言えないんですけど、でも無事優勝する事ができて、まず優勝できた事がすごく嬉しくて、本当出てよかったなって思います。
【松本チャンピオンは試合をする毎に、強くなっていってる気がするんですけど…】
河邊_そうですね、徳川杯で優勝したのがターニングポイントになってくれて、本当にこのまま行ったら活躍できずに埋もれていってしまう選手にはしてはいけないと思っていて、その中で色々な大会をリサーチした中で、徳川杯に出させていただいて、優勝すればS-BATTLEのタイトル挑戦権が得られると言うのが凄くモチベーションに繋がるなって思って、本来正道会館は掴み引っ掛け有りなので、それ無しでどうやって闘って行くかと作戦を立てて行って、彼の良いところが潰れないようにして行って、無事徳川杯を獲る事が出来て、前チャンピオン対策を徹底的に練習して、それが見事にはまってタイトルを獲る事が出来て。それから試合を重ねる毎に強くなってきたと実感はあるし、徳川杯がターニングポインになれたわけなので、これから上を目指す選手は是非徳川杯出てチャレンジしてほしいなって思います。優勝して次のステージがあるっていうのはなかなかない事なので、どんどんチャレンジしていってほしいと思います。
徳川杯を制しS-BATTLE KARATEライト級のタイトル挑戦権を獲得し、そのタイトルを自らの拳で自分のものにした。かつては泣き虫だった少年も、努力を積み重ねチャンピオンベルトを掴み獲った。これから更に強くなるために全日本で優勝すると言う目標を掲げ、自分と向き合い、最大の敵でもある自分自身の甘い心に打ち勝ち、どんどん進化し覚醒し続けるチャンピオンの輝く姿を見続けて行きたいと感じさせてもらいました。
取材/撮影 中川貴之
S-BATTLE KARATE王座タイトル挑戦権が決まる徳川杯空手道選手権大会は2018年9月16日(日)岡崎市中央総合公園体育館 武道館にて開催
S-BATTLE vol.16 2018-冬の陣-
2018年11月25日(日)
岡崎市竜美丘会館ホール











