2月の読了本

なんだかんだと、2月もたくさん読みました。

長くなるので2回に分けて記します。



ソララSolara著

「レムリアの王

  アルタザールの伝説」

友人から借りた本です。

レムリアもアトランティスも名前だけは聞いたことある謎の地。アトランティスはかつてあった大陸かもと聞いたことがありましたが、レムリアは星かと思っていたほど無知でした。

何万年も何十万年も前に、地球にあったと言う文明。証拠なんてあるわけない中で、話が紡がれていくのは、記憶を残したものたちがいるから⁉️天啓を受け、読み取り引き継ぐ者がいるから⁉️

ファンタジーと言えばそうなのかもしれない。壮大なロマンと言えなくもない。

でも、、、もしかしたらそうだったのかもと、宇宙や古代人の意思を理解できる気もしてきます。

常識という枠から意識を拡大させてくれる読書でした。



松久正著

「松果体革命」

第三の目とも言われる松果体を活性化させると天とつながると聞き、詳しく知りたいと思っていたのがようやく本を読むことができました。昔の人は自然に繋がった生き方をしていたので、今よりずっと大きかったそうですが、現代人の松果体はかなり小さくなってしまっているそうです。でも大きくすることはできると言うので、できることから実践です‼️

午前中の太陽を浴びる。太陽を見る。

太陽は直視してはいけないというのが通説ですが、大丈夫らしい。なので、じっと見てみました。と言っても完全なダイレクトと言うより窓越しや、薄い雲越しでしたが。最初とても眩しいけど、じっと見ていたら太陽の真ん中にグレーっぽい丸が重なり、眩しさが弱まります。太陽☀️を見てるって実感しました。

太陽の気を取り込んでる気がして、エネルギー満たされた満足感に包まれました😄続けます‼️



山納銀之輔著

「天を味方につける生き方」

越川宗亮代表から届くシンクロ通信に紹介されていたので読んでみました。凄い。凄すぎる。

こんな生き方をしてる人がいるのか、こんな生き方ができるのかと、自分の周りを見てる限りでは全く想像つかない世界。スケールの大きな世界。

エコビレッジというのも初めて知ったけど、そう言う村が世界にはいくつもあって、その村の中で自己完結するような生活をしている人がいることがもう驚き。

必要以上に物を持たなくとも、今必要な分だけで人は幸せに生きられると、タンザニアのマサイ族の生き方はシンプルで真実に満ちている。

成功を手に入れた生活から、180度真逆の道を歩む著者の、逆境から学び開けた人生とその人間性が素晴らしいです。これからの更なる活躍から目が離せません。



佐藤究著

「幽玄F」

Web記事のオススメで読んでみました。

天才戦闘機パイロットの話なので、所々にトップガンマーベリックを思い浮かべました。最大Gがかかる重圧にトムクルーズの顔が歪んでいたのが蘇ります。

この物語の始まりは、2000年に生まれた主人公易永透の少年時代だったのに、高校生、大学生と成長したあげく、知らないうち時代は未来に行ってしまっていてラストは2037年⁉️えっ?未来小説?と思いましたが読み進めると、所謂近未来的な世界の物語ではありませんでした。

重力を体感する戦闘機で空を飛ぶことだけを求める男の、それだけに命をかけた物語です。

生い立ちの環境ゆえか、真言宗の経や仏がバックボーンに語られ、蛇除けの真言の登場でが先の困難を暗示するような象徴になっていきました。

戦闘機がF-35bという垂直離陸に特化した機種というので、それが未来に開発されるものかと思ったら、今もうすでにあることも知りました。

空を飛ぶ爽快感、ワクワク感なんてものより、主人公の人と交わりにくい孤高の性質が哲学的で、天才パイロットとしては、マーベリックと同じような素質、技術を持ってるようだけど、二人の印象は陰と陽のようにまるきり違いました。

本の章毎に三島由紀夫の「豊饒の海」の一節が載ってるのも、内面の世界に誘うようなアプローチです。純粋に自分の夢みるものを手に入れるために命をかけて、本人にはそれが人生の目的だったのでしょうか。平凡な者には理解が追いつかない次元の違う生き様でした。



山岡荘八著

「織田信長(四)」

3巻目までは勢いで駆けてきていた信長でしたが、ここへ来て勢いにブレーキがかかります。乱世を終わらせるため天下統一の旗を掲げているのに、信長を嫌う者はそれに従えない。というのであちらこちらで反発が起き重い足枷となっていきます。

それにしても、乱世を終えて平和な世にすると言う理想のために、武士以外の庶民老人女子供までも皆殺しにしたり、全焼き討ちにしたりと、そのやりようは凄まじい。鳴かぬなら殺してしまえホトトギスの歌を詠んだという信長の気質が垣間見えました。

この巻の終わりに鳥居強右衛門がでてきます。

「どうする家康」で岡崎体育さんが演じインパクトを残した強右衛門。殺伐な世にあって彼の忠義が胸を打ちました。



以下、

矢作直樹著「天皇」

逢坂冬馬著「同志少女よ、敵を撃て」

澤田瞳子著「月ぞ流るる」

木村秋則著「奇跡を起こす見えないものを見る力」

寮美千子著「あふれでたのはやさしさだった」


は、2月の読書記録(2)に続きます。