交通事故の相談 如何ともし難いケース | 司法書士佐藤勇輝の業務日誌
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司法書士佐藤勇輝の業務日誌

群馬県に事務所を構える司法書士佐藤勇輝の業務内容をざっくばらんに書いていきます。

主な業務は債務整理、交通事故、賃貸トラブル、相続、登記などです。

372-0038群馬県伊勢崎市新栄町3770番地7
面談できる範囲で遠方からの依頼も受け付けております。

先日、交通事故の相談を受けました。

 

事案

1本年1月15日ころ信号待ちをしているところに追突される事故

2すぐに痛みが出ずに少しして痛みが出るもすぐには治療せず2月25日頃接骨院で治療開始

3その後も整形外科では治療を受けず

4車両修理費は50万円

5任意一括は拒否され、現在も健康保険で治療中だが、保険会社から事前認定をしてみると打診されている。

6治療開始が遅れた原因としてはコロナで通院できなかった。

7弁護士費用特約はなし

 

この被害者ですが、失敗箇所がいくつもあります。

2の痛みが出ても一か月以上通院しなかったとです。すぐに通院しておけば何の問題にもならなかったでしょう。

7も最低です。弁護士費用特約があれば、こういう微妙な事案でも積極的に相談、依頼ができます。

こういう事案では、積極的に立証すべく被害者請求で自賠に出すのが一番だと思いますが、確率を考えて今回は断念しました。

2.3ですが、接骨院は医療ではないので、診断書も書けません。レントゲン等も取れず、交通事故賠償実務では相当不利になります。

 

6のコロナも逆に2月下旬からの通院であるとコロナが懸念されてきたころなので矛盾します。

 

唯一4の車両の修理費がそれなりにかかっている事故であることのみ、因果関係の認定に有利に働くことになりますが、その一事をもって覆せるかは微妙です。

 

被害者請求で自賠に出すということは、主体的に主張立証ができるということです。

弁護士費用特約に入っていれば、受任し、強く立証するところですが、加入なし。

 

そして本件の認定率は恐らく…10-33%くらいの確率と考えました。それをそのまま相談者に伝えたところ、依頼を見合わせることになりました。

費用の掛からない保険会社の事前認定で行くようです。

 

このようなケースは非常に珍しいですが、交通事故で苦しんでおられる方のお力になるべく日々、勉強を続けています。