映画「侍タイムスリッパー」は、「拳銃と目玉焼」(2014年)
「ごはん」(2017年)に続く未来映画社の劇場映画第三弾である。幕末の侍があろうことか時代劇撮影所にタイムスリップ、
「斬られ役」として第二の人生に奮闘する姿を描く。
コメディでありながら人間ドラマ、
そして手に汗握るチャンバラ活劇でもある。
「自主映画で時代劇を撮る」と言う無謀。
コロナ下、資金集めもままならず諦めかけた監督に、
「脚本がオモロいから、なんとかしてやりたい」
と救いの手を差し伸べたのは他ならぬ東映京都撮影所だった。
10名たらずの自主映画のロケ隊が時代劇の本家、東映京都で撮影を敢行する前代未聞の事態。
半年に及ぶすったもんだの製作期間を経てなんとか映画は完成。
2023年10月京都国際映画祭で初披露された際、客席からの大きな笑い声、エンドロールでの自然発生的な万雷の拍手に関係者は胸を撫でおろしたのであった。
初号完成時の監督の銀行預貯金は7000円と少し。
「地獄を見た」と語った。
と、いうわけで以前から映画館で予告編を見ていて、ぜひ観たい!と、思っていた映画を観に行くことが出来ました。
