2009年9月29日。
前もって精密検査をした結果を基に、
手術の詳しい説明を受ける。
いわゆる、術式説明。
胸の上部にまで広がっていたガン細胞が、
術前化学療法、つまり抗がん剤によって
胸の下に集まり、
それが大きくなった、とのこと。
大きくなったものの、
胸の下部にガン細胞がまとまったおかげで、
全摘出をどうにか免れ、
ギリギリ部分切除で済んだ。
全摘出もありえるだろうと、
覚悟は決めていた。
そういう意味では
少しホッとしたのだが、
それよりも
手術が目の前に近づいてきたことを実感し
精神的に落ちこんだ。
しばらく沈んでいた。
もちろん悪いものを取ってしまうのだから
いいこと
には違いないのだが、
そうは言っても、気持ちの整理がつくまでに
時間がかかった。
そしてやっと復活。
胸を切除する。
あとは、右脇の下のリンパ切除。
こちらの方が後遺症としては引きずる。
術後、腕が腫れる
『リンパ浮腫』を防ぐため
重たいものは持たない。
爪や傷口からばい菌を入らせない。
この二つは一生続く。
ちょっとでも油断してしまうと
リンパ浮腫になってしまい、
治すのに時間はかかるし
癖になってしまうらしい。
4日後入院。
5日後手術。
ちょうど台風が近づいて来る頃かなー。