反面教師?理想像? | ありのまま、私を紡ぐ

ありのまま、私を紡ぐ

長年公務員として働いてきた、40代ワーママの私。
人生の節目で、「当たり前」ではなく心の声に従う選択をしました。
日々の気づきや悩み、希望、新しい挑戦を書いていきます。

以前職場で苦手だった人がいた。



アイデアが豊富で、

「いいこと思いついた!」となったら

周りを見ずに突き進む。



予算?連絡調整?人員配置?スケジュール?

そんなのは後でいい。

ただ目的地だけを見て突っ走る。



その結果、私や他の同僚は

何度も謝罪や説明に奔走した。



「なぜこんなことするんだろう」

「そもそもなんでこの人公務員になったんだろう」

と、私はいつも疑問だった。



だってその自由な発想と行動力は、

規則に縛られがちな公務員の世界とは

相反するように見えたから。



でも、その人の発想自体は素晴らしかった。



誰ひとり「これまでの当たり前」を疑わない

職場で、

今まで考えなかったようなことを思いつく。



思いついたら

「こんなことやる必要ないです!」

「こうした方がより良くなります!」

と堂々と言う。



そういえば、隠れファンも多かったな。



それでも当時の私にとって、

その人はただの「苦手な人」だったけど。



今になって振り返ると、

苦手だと思っていたその人に、

私は憧れていたんじゃないかと気付く。



「この人苦手だな」は、

「こうなりたいのになれない自分」を

直視することへの怖さだったのかもしれない。



ちなみにその人は知らないうちに

公務員を辞めて起業していた(笑)



しかも、きちんと実務家をつけて。



自由な発想を持ちながら、

実務的なサポートが得られる体制を作ったのだろう。



その姿に、

また新たな「憧れ」を感じている私がいる。​​​​​​​​​​​​​​​​




読んでいただき、ありがとうございました。