先日、某テレビ局のNew York支社から

突然取材の申し込みがあり

姫とママンの近況を

カメラに収めていかれました。

病院の広報の方が

丁寧にエスコートして下さったので

院内での撮影も色々されたようです。



インタビューの際に聞かれた事は


日本とアメリカの医療の違い

臓器移植医療に対する捉え方の違い

そして日本の進まない小児の心臓移植について



ドナーがあっての臓器移植

大きな悲しみの元に成り立つ移植医療

提供する側、される側

いつ、どちらの立場になってもおかしくない事

アメリカの多くの人々は『gift』と捉え

日本の多くの人々は『犠牲』と捉える

大きく異なるこの認識のズレ

このズレが

日本の臓器移植医療が進まない原因なんだと

ママンは辿々しく伝えた記憶が…。


移植によって救われる命

広がる未来

移植を受けるまでの壮絶な日々からは想像もつかないほど

姫の生活は一変しました。




小児用補助人工心臓はまだ国内では承認されておらず

やむ得ず成人用の補助人工心臓で命を繋いでいる現状

小さな子供達に成人用のポンプが合うわけがありません。

補助人工心臓をつけても、いつ現れるか分からないドナー

リスクを抱えての渡航

日本の子供達は

本当に大きな試練を幾度も乗り越えなければなりません。

アメリカなら、小児用補助人工心臓を装着して数ヶ月で移植です。

ママンがアメリカに来て出会い

心臓移植を受けた子供達の数は

小さな赤ちゃんを含め既に7人…。

皆、見違えるように元気になりました。

日本の心臓移植が必要な子供達にも同じように

生きるチャンスを与えてあげたい

家族と過ごせる幸せな時間を持たせてあげたい

ママンは、ピッツバーグに来て

そんな子供達を間近にし

そして姫の様子を見ていて

強くそう思うようになりました。


ママンにできること…

命を受け取ると言うことは贈る側の人がいる

だから、ママンは、姫がいずれ心臓移植が必要だと医師から説明を受けた時

ドナーカードに記入しました。

そして姫と同じように臓器提供を待ちわびているの子供達がいる事も確かなので

姫の臓器移植登録と同時に、姫の分も記入しました。

それが、その時にできる精一杯の事でした。

そして、今

移植を必要とする日本の子供達の

未来のある命を

どうしたら繋げてあげられるのか

ママンができることは何か

最近、そんな事ばかり考えています。

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元気、2倍

いたずら、2倍

そして、可愛さ、100倍です。