blogの更新から遠退いた日

それは、今でも決して忘れない…

その日は、姫の一歳のお祝い&小さな体で必死に病気と闘う姫を応援するために、富山から一歳Photoを撮影しにwakakoさんが来てくださった日

渡航移植に向けて、テレビの取材を受けた日

そして渡航移植の準備がのために守る会の役員さん達が、広島と富山からそれぞれ大阪に集結し、合同ミーティングが開催された日



朝から大忙しで、でもたくさんの人に囲まれて、終始ご満悦の姫

まさか、その日の深夜に思いもよらない事態になるとは想像もしていませんでした。




興奮冷めやらぬ姫は、いつもなら8時にはご就寝なのに

その日はなんとなくソワソワしていて、いつまでたっても寝ませんでした。

そしてようやく大好きなパイパイを飲みながらおやすみしたのは、9時すぎの事

その日はママンも大忙しだったので、共に夢の世界へ飛び立っておりました。



深夜の12時をちょうど過ぎた頃



ぎゃ~!!!

突然の激しい姫の泣き声

いつもなら、泣いてもパイパイを飲んだら、またすやすや寝ていく姫なのに

パイパイを飲むどころではなく

その尋常じゃない泣き方は、激しさを増し

間もなくして、ゲーゲー嘔吐し始めました






これは明らかにおかしい…



頭???


え、脳出血???



何となくそんな嫌な予感がし

それが的中しないようにと祈りながらのナースコール

いつもは全く夜泣きしない姫が

けたたましい泣き方をしているので、スタッフもビックリして駆けつけてくれ

すぐに瞳孔のチェック

そして当直医にコールしてくれました


でも、運悪く当直医は診察に来ず、もちろんCTの指示を出すわけもない

制吐剤の坐薬を挿入するようにという電話での指示のみで

様子観察となりました

これ、明らかに無診療投薬で医師の規定違反ですドクロ





その間、スタッフは姫を心配して

何度もなんども様子を見に来てくれました

姫は、泣き続け、嘔吐し続けたせいでぐったりし、朝方から私の腕の中でウトウト眠ってしまいました

でも、今思うと眠っていたのではなく、意識レベルが落ちていたのだと思います

そのまま朝を迎え

いつもなら見逃さないお母さんといっしよを見ることもせず

話しかけても、笑いもしない

天井を見つめてボーっとしたり

眼球が右に偏移したり

やっぱりおかしいですよね…



その日は、ルート確保して、エコーもとって、

そしたら、右心不全が進んでいることが分かり、それが原因なのではということに

何となく悶々としながらも、一緒懸命診てくださってるんだからと、自分に言い聞かせていました。





でも、ママンはソワソワして

そして納得できなくて

夕方の回診でこられた担当医に、頭がとても気になるから、念のために調べて下さい~!

とお願いしました。




結果は…



右側頭部及び後頭部の出血を認める出血性脳梗塞


見せてもらったCTに浮かび上がる出血画像

とても広範囲で愕然としました

小さな血栓が脳血管を閉塞し、再開通した時にもろくなったその血管から出血を起こしたのだろう、と。


幸い大泉門がまだ閉じ切っていなかったので、脳圧上昇が回避され、脳ヘルニアにならずに済んだのですが

でも、視野の欠損や麻痺、痙攣が残る可能性がある、このまま呼吸中枢を圧迫する可能性があるので重症室で管理します

とも、言われ


ママンはただただやるせない気持ちと、怒り、泣きたい気持ちを抑えるのに必死で


お願いします


の一言を言う事で精一杯でした。


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こんな可愛い笑顔を

もう二度と見る事ができなくなるのではと

重症室に横たわる姫を後に

一人、涙した夜でした。