とても、重要なお話をしようと思います

姫がお世話になっているT大学病院は、国内初の小児ドナーを送り出した病院です。

その際の全ての過程に関わられたドクターと接する機会があって

その時の脳死判定~臓器摘出までの過程はとても厳粛で、穏やかなで、ご両親のお気持ちを最大限に尊重しながら行われたそうです。

そして、なぜ小児の臓器移植が進まないのか、小児の臓器提供をとりまく問題についてとても貴重なお話をして下さいました。



一番の問題

それは臓器提供に至るまでの流れが構築されていないという事

子供の場合、脳死判定と同時に必ず虐待の有無を確認しなければならず

時として司法の介入があり

そのことが、我が子をドナーにとご英断された親御さんの気持ちを、結果的に踏みにじる格好となってしまっているそうです。

虐待の有無を確認する事は、アメリカの小児の臓器提供の裏に多くの虐待死が関わっていた事実から、とても重要なことだと思います。

問題は、タイミングなのです。

失意の底にあるご両親が、それでも我が子の命をつないでもらいたいというお気持ちを持たれ、臓器提供の意思を示されても

虐待を疑われてしまわれれば、せっかくのお気持ちは萎えてしまいます。

そんな問題があるから、親御さんの申し出があっても、病院側も後からマスコミに叩かれる可能性を恐れ、先に進めることができないそうです。

脳死判定から臓器提供にかかわるマニュアルは、十分整備されています。

あとは、脳死判定から臓器提供に至るまでの過程の中で、ご両親の意思を尊重し、虐待の判定をどうするか、司法の介入をどうするか、そのタイミングを整備していくことが大切だそうなのです。

ドナーとなった児やご遺族の善意を受け、多くの命が救われる日がきますように













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