心の中に住んでいる「鬼教官」って、みんな聞いたことある?
アダルトチルドレン(AC)の人たちに多いんだけど、鬼教官は厳しい言葉でいつも私たちを叱りつけてくるんだよね。
たとえば、ちょっと失敗したときに「こんなんじゃダメだ!もっと頑張れ!」とか、
何かを成し遂げたとしても「まだ足りない!もっとやれ!」って厳しく言ってくる存在。
心当たりあるでしょ?
この鬼教官が一番困るのは、感情を無視させようとすること。
疲れているのに「そんなの甘えだ、休むな!」とか、
悲しいのに「泣くな!そんなことで傷ついてどうする!」と、
感情を感じさせないようにしてくるんだよ。
鬼教官の言い分を聞いてみる
でもね、実はこの鬼教官も、私たちのために一生懸命なんだよ。
厳しくしているのは、私たちを守ろうとしてくれているから。
だからこそ、鬼教官を無視したり反論するんじゃなくて、
まずは「どうしてそんなに厳しいことを言うの?」って、鬼教官の言い分を聞いてあげることが大事なの。
例えば、鬼教官が「泣くな、甘えるな!」って言ったら、
「どうしてそう思うの?」って心の中で聞いてみるんだ。
すると、鬼教官は「泣いていると周りの人に迷惑をかけるかもしれないよ」とか、
「弱い自分を見せたら、誰にも愛されなくなるかもしれない」って言ってくるかもね。
そのときは「そうか、私のことを心配してくれてるんだね。ありがとう。
でも今は少しだけ感情を感じてみても大丈夫だよ」って、鬼教官に優しく答えてあげるの。
感情を感じる時間を許す
鬼教官は厳しいけど、決して敵じゃない。
ただ、昔から「頑張らなきゃ生きていけない」って思い込んでいるからこそ、
私たちに厳しく接してしまうんだよね。
だからこそ、感情を感じることを少しだけ許す時間を作って、
「今、私は疲れてる」「ちょっと悲しいな」って素直な気持ちを受け止めることが大切なんだ。
鬼教官も本当は、私たちが幸せになってほしいと思っているだけ。
だから、感情を無視しようとしてくるけど、
その言い分を聞いてあげたうえで、「今は少しだけ休んで大丈夫だからね」って優しく伝えてみて。
鬼教官と仲良くなる
反論するんじゃなくて、鬼教官の言葉に耳を傾けることで、自分の心と仲良くなれる。
鬼教官が何を怖がっているのか、何を守りたがっているのかを知ることで、少しずつ自分も解放されていくよ。
感情を無視するんじゃなくて、鬼教官の声も自分の気持ちも、どちらも大切にしながら進んでいこうね。