娘です。
全羅南道に2泊3日の旅その11。
いよいよ最終回です。。。ううう。
(全体の行程:全羅南道の旅日記その0 )
「康津青磁博物館」で名の通り、
「青磁」を満喫したらランチタイム!
旅の思い出は「食」のイメージが強く残るといっても過言ではなく、
いよいよこのランチが今旅最後の食事。
自然に緊張感が走ります・・・。
博物館のおじさんに美味しい店を聞いても、
むにゃむにゃしているだけだったので、
今回も車を走らせながらの「勘」でいくことに。(同時にスマホ検索)
ここらへんも・・・やっぱりお店がない!!!
行き着いた場所がガソリンスタンドの隣のこのお店。
「南海キサ食堂(남해기사식당)」
このキサというのは、運転手の意味で
「キサ食堂」とは「タクシーの運転手さんたちが行く、通な食堂」みたいな意味で使います。
ケジャンペッパン(カンジャンケジャン定食)1人7000ウォン。
このおじさんがとっても愉快で、
昔、柔道選手として大阪の大会に出たこととか、
元プロレスラーの大木金太郎(金一/김일)がここの近くの
全羅南道 高興郡出身だとかいう話を嬉しそうにしてくれました。
この表情もあえてのポーズおちゃめ!
そして追加でこんなにケジャンをくれました。
この部分はスプーンの背で「かんかん、カン!!」と割るのがいいらしく
美味しい食事を済ませたら、
車でびゅーんと最終地、木浦(モッポ)へ。(約1時間半)
木浦は3度目ですが、
知り合いによると昨年行ったときは工事中だったとのこと。
現在は近代歴史館として使用するよう進めているそうです。
木浦に建てられた初めての西洋近代建築。
階段を登ると神社跡がありました。
跡っていうか何もない。
ここは木浦シティツアーで回るコースですが、
時間がずれていたのが人は数人しかいず、休憩スポットとしてもぴったりでした。
時間が思ったよりもあまってしまったので、
とりあえず海を見ようという話になり、潮の香りがする方へレッツゴー!
(実際にはカーナビに登録)
こちら木浦海洋大学校。
奥には儒達山(ユダルサン)が見えます。
校庭では部活中。
韓国では大学とかに一般人の立ち入りは全然オッケーで、
むしろベビーカーを引いたり、年配の方たちが散歩したりする姿をよく見かけます。
日本語の石碑も。
ここで40分くらいは日向ぼっこをしていた気がします。
本当に気持ちよかったです。海はいいわあ~。
調子に乗って、バックに木浦大橋も背負っちゃいました。
そして木浦駅に戻り、後はレンタカー屋に鍵を返してKTXに乗り込むだけ!
さすがにもうハプニングはないよね~といっていた矢先に
・・・最後のハプニング
なんとKTXの時間を間違えていた!どかん
そして誰も気づかなかった!どかんどかん
16:30発だと思い込んでいた私たちは、
早めにレンタカー返してカフェでゆっくりしようと15:30に木浦到着
↑ここらへんが日本人。すばらしい!
そもそも16:00に待ち合わせていたので、
レンタカーのお兄ちゃんは待てどくらせど来ない。
忘れもしない15:53。
このタイミングで電車の号車を確認。
出発時間が16:00だと気づく。
パニック
レンタカーのお兄ちゃんに電話&説明。
焦りすぎて韓国語がおかしくなり、お兄ちゃん「分からない。でもまだまだ着かない。」の一言。
その後、音信不通。
2人を先にソウルに帰そうと決意。2人を見送る。
でも「レンタカーのお兄ちゃんに会うことではなく、
レンタカーの鍵を返せばいい」だけなことに気づく。
そして私がとった強攻策は・・・
KTXの係員のお姉さんに鍵を預け。
レンタカーのお兄さんに電話(やっぱり音信不通なので、メッセージを残す)
「申し訳ない!鍵はKTXのお姉さんから受け取ってください。
そして車を置いた場所はここです。(↑上の写真を添付)」
出発2分前に私もKTXに乗り込む。
KTX定時出発。
出発10分後にレンタカーのお兄さんから電話がきて、
「え?KTXのお姉さんはだれ?あ、この人かな?
(すみませーん、もしかして鍵持ってますか?あ、ありがとうございます)
あ、今受け取りました。気をつけてソウルに帰ってくださーい。」
3時間30分後、龍山駅到着!おつかれさまでした
・・・すごいでしょ?(良い子はまねしないでください)
誰がすごいって、KTXのお姉さん。
パニックな私の話を冷静に聞いてくれ、
「はい。私が預かればいいんですね。誰がくるんですか?
その人の電話番号を教えてください。」
これで完了。
レンタカーのお兄さんもそれはそれですごい。
(でもガソリン多く残してあげたし、無傷だし)
いろんなことがミラクルでした。
振り返ってみると、いろいろありましたが
この旅で自分の韓国人化?を感じ(上のハプニングの対処とか今考えたらありえない・・・)
そして韓国語の上達ぶりを実感しました。
(レンタカー屋での言い争いの時も、
結局借りれなかったけど最後にお姉さんに褒めてもらいました。
外国人なのにすごいよと。 ・・・嬉しい?嬉しくない?w)
帰ってきてからの疲労度が半端なかったですが、
こうして旅行記にまとめてみると素敵な人たちと素敵な場所に行けて
本当に楽しかったなあと思います。
そして最後に手元に残った莞島(ワンド)の海苔。