右の腎臓の水腎症が進行しているのと、
新たに3つの腫瘍が見つかったのは
気になりましたが、
慶応は細胞の採取を提示した以外、
治療については何も言いませんでした。
ただとりあえず、コルヒチンを
元の量に増量してくれました。
これでこれ以上腫瘍が増大することを
防げるように祈るのみです。

当時毎週通っていた神田のクリニックと、
北里大学病院の東洋医学の先生にも
相談しましたが、このまま様子を見ては?
と言われました。
ただ1人、愛知医大で
2度目の長期入院の時に主治医になった、
若い男性医師のY先生に相談したら、
細胞を採取した方がいいと、
言って来て、
さあやちゃんを説得するために、
東京まで行くとまで言ってくれました。
わざわざ東京まで来て頂くのも悪いので、
名古屋に行く事にしました。

2012年の8月20日、
娘は20歳の誕生日を迎えました。
翌年は成人式なので、
名古屋の写真館で前撮りの写真を撮るのと、
当日の着付けを予約しました。
成人式はみんな振袖なのに、
娘は袴がいいと言ったので
袴を着ることにしました。
前撮りは誕生日の前日。
お盆に宇治に帰省していたので、
その帰りに名古屋の写真館で前撮りをしました。

時間はすごくかかったので、
娘はかなり疲れたようでしたが、
写真はとても可愛く撮れて、
ここまでよく生きてきてくれた、
と私は感無量でした。
まさかこれが遺影になるとは、
この時は想像もしていませんでした。


東京に帰って来たら、
愛知医大のY先生から、
娘に誕生祝いの
アレンジメントフラワーが届いてました。
覚えていて下さったんだ!
嬉しいサプライズでした。

翌9月、20歳の誕生祝いに、
ディズニーランドホテルに、
娘と夫の3人で泊まり、
2日間ディズニーを楽しみました。
また来年の誕生日も泊まろうね、
とこの時約束したのに、叶いませんでした。


ディズニーには、
息子は来れませんでしたが、
翌週来てくれたので、
家族4人で横浜でディナークルーズを
楽しみました。
この時カメラマンが撮った写真、
いつもなら買わないのに、
珍しく夫が購入しました。
この写真が家族4人の最後の写真となりました。