試験当日の振り返り、つづき。
15時半ごろ、乗合バスで再びアンスティテュへ。
アンスティテュの昼休みがまさかの16時までとのことで、中に入るのに手こずった。待合スペースで座っていると、賑やかなフランスマダムグループが登場。一見ただのおばさまたちという雰囲気だったけど、どうもスタッフらしい。
そこそこ待ってから準備室へ通された。
6.スピーキング
メディアテックの奥にある部屋で、1時間準備。6つくらいの全ての問題が書かれた冊子が配られ、試験官が持ってきたクジから2つ引いて、その内好きな1つを選択する。
私が選んだのは人口増加についてだった。もう一つは気候変動だった気がする。類似のテーマに関する二つのテキストを読んで、10〜15分の要約発表と、10〜15分の質疑応答。
同じ部屋で、もう一人の受験者も準備作業をしていた。試験官は2グループ以上いるのだろうか。
1時間の準備時間が終わり、試験室へ案内された。
試験官は二人の女性。どちらもジブチ人に見えた。厳しい役と優しい役に分かれている感じだった。
まず20分で要約するように言われ、そんなに長かったっけ?とびっくりして若干パニックになった。
仕方ないのでとりあえず自己紹介し、喋れるだけ喋ったけれど、10分くらいしかなかった気がする。
そこから質疑応答。ひどいものだった。
自分の知っていること、語彙力で表現できることしか言えないので、どうしても日本の例を出してしまったけど、これで出生率が高めのジブチ、低い日本、という対立構造のようにしてしまったのが自分の精神衛生的に失敗だった。
日本の状況を説明するほど、ジブチを批判しているように聞こえてしまう気がして、ジブチの状況には根底に宗教的倫理観があるので、その批判にならないようにと気を遣っているうちにあまり論理的な受け答えにならなくなってしまった気がする。よく理解できなかった質問も多く何度も聞き返したし、理解できてもなんと答えればいいのか考えが浮かばなくて、それについて答えるのは非常に難しいです、のようなことを何度も言った。
厳しい役の人の態度も恐怖だった
別に高圧的とかではなく、冷徹な感じがしただけで、私が自分の出来なさ具合を投影して萎縮していただけというのが実際だと思うけれど。
命からがら(!)面接を終えて、待合スペースに戻ってきたら、B1の同僚の面接が始まるところで、A1の同僚は待機中だった。彼らの終了を待って、車に乗せてもらって帰宅。少し前に出張者からもらった缶詰を持ち寄って、晩ごはん反省会を開催しました。
我々の自己正当化の結論。受かることが目的じゃないから。次受かるための準備だから。リアリティ度高い模試だから。今回受けるために準備しただけでも語学力上がったから。受けなかったらそれもなかったから・・・!
傷の舐め合いかもだけど、語学は長い道のりで、続けるしかないもので、モチベーションの維持こそが肝だと思うので、二人と一緒に受験できてありがたかったなと思います
当日の振り返り、終わり。