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野尻小矢佳 Official Blog

〜 SAYAKA's Percussion Life 〜

3月初めは、初の茅ヶ崎でした。

 

会館が続けられているkids応援ファミリーコンサート。照明も素敵!

「音を楽しむヒントいっぱい」ではバスケから日用品からお家でも真似してもらえるエッセンスも。

生まれる前に出会う音やゆかりの作品ではゆったりと。

この部分のテーマは「命の物語」。

この戦乱の状況の前に考えた構成ですが、今までになく幾重にも重なる想いを共有しながらの空間に。(写真はリハ)

共演の磯田日向子&とってもあったかい会館の皆様と。

子供たちの反応の可愛さ♡

会館からのリクエストでコロナ禍でもできる参加型や観て楽しいものもということで、モリモリな構成。

帰り道でボディーパーカッションしながら帰ってる子がいっぱいいたとのこと、嬉しすぎます。。。

そして、結果的に参加型や組み立てショーなどでは大きなお友達(大人)も子供テンションでヒートアップしていただいている反応となりました(笑)そんな大人が増えることも良き良き☆

今回も、大昔のものから思いっきり現代曲からクラシックから創作から絵本から、かなり幅広い選曲をしました。(現代曲もなかなかな人気でした)

年齢も時代も国もいろんなものを飛び越えて一つになれるのは大事!!

打楽器は、音のコミュニケーションのために生まれたことを改めて誇らしくもあり、大切にしたいと思います。

それから移動のため、夜の羽田空港へ直行。

すると、前を歩くチューバの後ろ姿!もしやと思ったら、おんかつ仲間の喜名さん!

久しぶりに会えた嬉しさにダッシュで呼び止めてしまいました(笑)

しかも、私も以前お世話になった岐阜県関市から北海道深川市への移動中で、喜名さんの出身は私が向かう沖縄という偶然、いや必然?!もうこれは共演するしかないお告げです☆

ダブルの再会の幸せでパワーチャージしました!!

"音を楽しむ"ヒントがいっぱい!

観て♪聴いて♪パーカッション&マリンバ

*リズムからメロディへ

ハッピーホリデイ(バスケデュオ)

ジャンベ&トーキングドラム&ボディパ(アフリカンデュオとコール&レスポンス参加型)

マリンバ組み立てSHOW

ガーナイア+ジャンベ

*クラシックの誕生

クラシックトラベルツアー

(名曲ハイライト10曲メドレー)

*響きに包まれる

プレイウィズハート

*家の中にある音探し

絵本「おいしいおと」(日用品とともに)

*未知のリズムに出会おう

Kliva Sadovska hora(ブルガリア13拍子、動物言葉遊び&ボディパ参加型)

*観る音楽

シアトリック(太鼓を両サイドで追いかけっこするデュオ)

*命の物語〜生まれる前から出逢う音

「レインダンス」

バードコール〜茅ヶ崎ゆかりの山田耕作「赤とんぼ」

オーシャンドラム〜「スマイル」

*一緒に歩き出そう

トロピカルフィール(手拍子参加型)

*アンコール サンバ(足拍子&キメ参加型)

 

 

 

そして、そのまま沖縄にて、文化庁のユニバーサル公演事業先行実施へ!誠実さんも合流。

浦添市にて、2つの学校で文化庁ユニバーサル公演事業でした。

みみぐすいでお世話になっているてだこホールさんのサポートもいただきつつ。

一緒に呼吸し、歩みながら過ごす空間。WSと公演の2時間を共にします。

この特別支援学級向けに始まる取り組みは、本年度は演劇など各分野から6団体が先行実施として動きました。これから枠組みづくりも始まります。

少しでも寄り添えるように携われたらと思います。

今回は通常学級と合同での160名での実施と、特支学級のみ全学年の60名での実施ということで、先日の少人数の埼玉県和光市とはまた違うかたちのアプローチに。

どちらも核となるのは、まずは自分も大切に、それから友達それぞれのペースや個性を尊重しながらその場&時間を共有できること。

構成や言葉選び、そしてその場でフレキシブルに変更していく内容で対応しながら行いました。

結果的にとても素敵な空気感がそれぞれの学校で拡がっていきました。

先生方のたくさんのご協力にも感謝です。

音楽に限らず、ユニバーサルデザインとして社会に取り入れられることが多くなってきた昨今。

それでも、ある一方から見れば快適なことが違う方向から見ると不便なこともある。

そのなかでみんなが心地よくほんの少しの譲り合いとやさしさで過ごす先に見えることはたくさんある気がします。

文化面からのアプローチの一つにこの事業が育っていくことを願いながら、まずは無事に終えることができたのかなと思います。

一緒に取り組んでくれた誠実さん、ヒナもありがとう。

 

特に、どの学校もWSと公演の順番や内容はまちまちながら、2時間過ごしたラストには、本当に一人一人の呼吸を大切にしながら、その場にいる友達たちとの関係性も強くなってる子供たちの柔軟さやエネルギーに改めて心が震えました。

そして、一緒に過ごす責任も改めて噛み締めました。

今回、音楽面だけでなく、今までに学んできた心理学、ヨガ、ドラムサークル、ハーブ、書道など、それから自分自身が抱える持病など、プラスでもマイナスでもなく、生きてきた途中のいろんなものが少しずつ自分を助けてくれている気がします。

飾らずに、ありのままの自分で、子供たちと同じ目線と呼吸で一緒の空間にいたいなと改めて思いました。

空き時間には少しだけ平和記念公園へ。今このタイミングで伺えたこともご縁。

巨大な力の前に祈ることしかできない現状でも、最後は想いに優るものはないのではないかとも思う。

 

 

戻ってからは、いくつかの本番もありつつ、今回先行実施した、文化庁ユニバーサル公演事業(学校公演)の会議にも参加しました。

特別支援学校&学級向けの取り組み、または、障がいを持つメンバーと合作の団体の取り組みから、みんな違うけど一緒に分かち合うって何だろうということなどを一緒にゆっくり共有していく事業。

今年度は先行実施として演劇、ダンス、音楽など6団体が採択されました。

アドバイザーの方々や関係者の皆様との報告と今後に向けての課題などを出し合いながら、分野やアプローチは違えど、大切にしているところの根っこは同じ温かさと熱意があることを実感。

そして、文化庁でも模索が続く中、さらにコロナ禍で二転三転する打ち合わせを重ねながらできる限りのWSと公演を子どもたちと過ごしてきたこと、初めてお会いする方もなんとなく同志のような温度感でした。

ご協力いただいた学校の先生方も、ありがとうございました。

いつもサポートいただいているREMOの消毒可能な楽器も大活躍。

WSでも公演でもどちらもいろんな部分に組み込んだ「繰り返し要素」の安心感とともにじわじわと慣れて、最後の達成感いっぱいの笑顔と躊躇なく寄ってきてくれる空気感、それからリハからさりげなく扉の向こうで行ったり来たりしていた保健室登校の子など何かを緩やかに感じていてくれることの大切さも含めて、次へのブラッシュアップと継続に繋げたいと思いました。

来年度以降本格スタートとなりますが、どうか良いかたちになりますように☆

あまりにも濃い岡山滞在だったので、2月後半は別に振り返り。

 

17日は朝から地元にて、子育てサポートWSでした。

今年度2回目もオンライン開催。

お家でも音あそびのヒントをお届けしました!

家の中にある音から、呼吸&鼓動やボディパの体の音に目を向けつつ、絵本を音で彩るヒントも。

おもちゃや日用品だけでもっと楽しい作品になっちゃう!ということで今日はこの2つを紹介。

子供たちは画面にかじりつきで、ママさんたちはメモメモという方もたくさんいらっしゃいました。

ラストは、元気に太鼓と一緒に動いてからの胎内の音のオーシャンドラム。

 

そして、2/24は和光にて、文化庁のユニバーサル公演事業でした。

特別支援学級向けのWSとコンサートの2本立てアウトリーチ。

じんわり&楽しく音で会話しながら、友達と分かち合う空間。

先行実施のため、今日は視察の皆様も文化庁関係やアドバイザーの方などいろいろ来訪いただき、終演後も意見交換など。

これから2つの人数などもだいぶ異なる実施と、会議なども続きますが、来年度からも良い形で続きますように願いながら、携わっていきたいと思います。

先生方にお会いしてお話する打ち合わせも大切に、子供たちの様子も教えていただくのですが、今回はなんとその打ち合わせの後、今日までじわじわと下地を作るように、ウェルカム飾り作りやyoutube鑑賞などいろいろ取り組んでくださいました。

温かい先生方の様子がそのまま子供たちの安心感に繋がっていました。

前半は、ドラムサークル手法でのWS。

音でたくさんお話ししよう!というテーマで、少人数ということもあり、できるだけじんわりと寄り添いつつ。とっても元気でビートも大好きな子供たちでしたが、クールダウンの取り組みや呼吸も大事に挟みながら。聴覚過敏な子もいますが、イヤマフしつつ、太鼓は離さず音を出し続けてくれていて、みんなと過ごすのは好きなんだなとじんわり。

私も打楽器はやっていますが、体調により聴覚過敏なこともあるので、気持ちはよくわかるよ〜。

本当にとっても素敵なビートが立ちのぼってすごく自信に満ちた笑顔がいっぱいだったのが印象的でした。

ちなみに、クールダウンアイテムは、オーシャンドラムと呼吸。

ビート系はサポートもいただいているREMOさんのサウンドシェイプス。

消毒もできる太鼓なので、戻ってきてから拭き拭き。

コロナでも打破できる力強いアイテムです!!

そして、コンサートタイムは、Pf.誠実さんとのお出かけお話ツアー。

消毒もしつつ、音のブルブルにも触ってもらったり、ボディーパーカッションもしたり、WSと同じくオーシャンで漂ったりもしつつ。

おしゃべりの音楽から、鳥たちの会話、ネコとネズミのやり取りまで。

安心して歩めるように、道筋やテーマは一つのルートで辿れるように配置。

そしてそして、苦手な音があった場合の予備曲も4.5曲用意しつつ。

今日は使わなかったけれど、このもしもの準備はやっぱり大切。

そして、いつもその準備も一緒にしてくれる誠実さんにも感謝。

また、WSではビートの核を、コンサートではサポートをしてくれたヒナにも感謝。

2人とも、それぞれの子供たちとフラットな触れ合いや空気感が、私はとても安心感があって好きです。

次回もこのチームで、沖縄にて来月!人数やアプローチも変わります!

 

 

月末には、監修で携わっている、首都高ハイウェイオアシス川口の現場調整へ。

そのなかで、子供たちの遊び場に設置された、地場産業の鋳物に触れ合うコーナーです。

小さい子たちが遊ぶ遊具なので、安全に配慮しながら、ケアできるところをできるだけみつけながらの調整は続きますが、良い形になるよう関係者でのシェア時間でした。

祖父、父の鋳物産業から跡を継いだわけではありませんが、こうして関わらせていただくこともご縁だなと思います。(写真は調整中のもの)

オープンしましたので、是非遊びに行ってみてください!

 

 

 

2月のラストは、オペラシティにて、マリンビスト大熊理津子さんのとってもパワフルで素晴らしいリサイタルで、3曲共演させていただきました!

私はヴィブラフォンにて、藤岡さんはピアノで。

いつも包まれると元気をいただく音楽で、私もチャージさせていただいた気分。

技巧的な作品も、色彩的な作品も楽しかったです!

おんかつでもなかなか打楽器同士はないのですが、様々なアンサンブルと同様に拡まるといいなと思います。

 

ちょうどこの頃から戦乱のニュースまで飛び込んでくる日々になりました。

どれだけの素晴らしい芸術が生まれている国なのか、それでも無力なのかと思ったりもしますが、今回のように一緒に音楽を奏でる先輩方やたくさんのお客様と分かち合う幸せ、昨今のコンサートでもアウトリーチでもコロナ禍を乗り越えて心が通い合う瞬間、そこで生まれる空気や波動、そこから派生するパワー…、それは柔軟でやはり強いと信じます。

小さな幸せが大きな力。

 

 

3月に続きます。。。

続いては、2月!

コロナ延期3回目にして、やっと…実現!!辿り着けた。。。4〜10日まで岡山県勝央町に滞在!

とはいえアウトリーチも、近い距離でのインリーチもなかなか叶わず。。。

状況が刻々と変わり、最終的に0歳コンサート 1公演、小学校6年生のみのスクールコンサート2公演、保育園と小学校へのお届け映像3本、一般向けYoutube動画2本になりました。盛り沢山☆

 

小学校2公演以外は全て構成が変わります!

ぎりぎりまでいろんな道を探していただいた会館の皆さまと相談しつつ、対面と同じとはならなくても、どうしたら少しでも温度感が伝わって楽しんでもらえるのか考えているうちに出来上がった構成は全て違うという結果になりました。曲も作ったり。

自分達をだいぶ追い込んでいますが、滞在中の私たちの合言葉は「気のせい」でした(笑)

きんとくんのお出迎え。

今回の構成は、、、書き出しただけで盛り盛り。

*親子向けの0歳からのコンサート

*小学校6年生スクールコンサート2公演

*Youtube動画  25分ずつ

「 おうちで気軽にクラシック」

「0歳からのコンサート」

*小学校お届け映像40分ずつ

「音楽de全科目リレー!」

「音楽室は打楽器でいっぱい!アンサンブルにも挑戦!」

*保育園お届け映像20分ずつ

「おとのものがたり」「おんがくで勝央町めぐり」

岡山の勝央町では、あっという間に時間が過ぎていっています。

到着後、打ち合わせ、今日の分のランスルーして、翌朝は「0歳からのミニコンサート」。

元々近い距離でというコンセプトで、舞台上でのインリーチだったのですが、客席になってしまいましたが、ディスタンスを取って限定人数にて、無事対面開催!

親子で楽しそうにしてくれて、対面できた嬉しさでいっぱいになりました。

保育園などからのリクエスト曲も入れつつ、おうちでも音を楽しんでもらえそうなヒントも意識して。

そして、いろいろ制限される時期だからこそ、あんなことしたいな、こんなところ行きたいなと親子でわくわくしてくれるような構成にしました。

照明も素敵にしていただいています☆(写真はGP)

午後はホールのYoutube用の映像撮影。原さんチーム合流。

動画としても楽しめる仕掛けづくりもしつつ、構成も変わります。

映像のときはいつもなのですが、何より大変なのは音質探し。。。

マイクとの相性、ネットでの音質変化、そして、レコーディングが難しいと言われる音域や音圧の幅が広い楽器同士のアンサンブル(ピアノと打楽器)。

そして、楽しんでもらいたい一心で曲想の振り幅も広くしてしまっているので、使う楽器やマレットによってもさらに振り幅。。。

今日の分が撮り終わったときには、みんなで今朝の0歳公演のことが遥か彼方のような気分になっていました。

まだ2日目だよね?!との会話がありました。。。はい、もういろいろ、気のせいです(笑)

そんなこんなで2日目突入!

この日はYoutube動画2本どり!!

こちらがチームです!

 

現在も公開中です!!

「おうちde気軽にクラシック」と「0歳からのクラシック」です!

 

皆様、是非楽しんでいただけたら嬉しいです。

おうちdeクラシックのほうは、ホールが勝央町のワクチン会場にもなるとのことで、そちらでも待ち時間に流れているようです。

 

まだまだ続きます!

3日目はアウトリーチに伺えなかった小学校と保育園向けに、お届け動画撮影3本立て!!

しかも全て違う内容!!!!!

みんなでヘロヘロになりながら、ホールの竹内さんが部活監督のようになって、鼓舞してくれました(笑)

ここからの撮影チームは、ケーブルテレビさんです。

きんとくんも応援してくれる。。。映像にも映ってます!

 

気がつけば勝央町での折り返しを過ぎて、残すところ3種類。

全部で7種類8公演分の対面と撮影入り乱れの滞在で、全然折り返してないのに「プレ折り返し」というパワーワードが生まれ、先が見えないときは「気のせい」とし、みんなでリポDドーピングをした昨日までがもはや懐かしい…。いや、寂しい…。

ここからは6年生へのスクールコンサート、その後は来られなくなってしまった1〜5年へのお届け映像のパート2の撮影。

ホールの皆さんとのチームが増して、午前のリハがスムーズ過ぎて、初のゆったりお昼休みが何だか不思議な時間です。

対面嬉しいなぁと誠実さんと喜びを噛み締めながら、2人ともリハから音がウキウキです。

ほんとに明るい音でした(笑)

 

というわけで、6日間の勝央町滞在にて、3公演&5収録のモリモリな日々を完走!

延期による3年越しの公演でしたが、第6波で直前まで二転三転しながら何とか実現できたこと、温かく熱いチーム勝央町皆様に感謝です。

結果的に対面と収録が入り乱れるという初めての状態になることが一週間前に決まり、今できることを必死でみんなが探った先には道が繋がると改めて思いました。

そのみんなの想いを、何とか子供たちにとって今のベストな体験に繋げたいと、そこからプログラム構成もぎりぎりまで粘らせてもらいました。

そして、全て違うものを組むということに。。。

連日連夜、舞台進行表などメールしながら、それにお付き合いいただいた誠実さんとホールの竹内さん、細かいところまで打ち合わせを重ね実現していただいたホールの皆様&撮影班の皆様、ありがとうございました。誠実さんとは今までの共演で蓄積されたレパートリーや2人でのその場対応にも大感謝です。

とはいいつつ、新曲も入れてしまったけれど(笑)

 

そして、繋ぐという意味では、おんかつ大ベテランのホールにて、たくさんの先輩方が繋いでくれているバトンを受け継ぐことができたことも嬉しい時間でした。

デュエットゥさんの勝央町テーマソングをvib.&pf.版としての演奏では、何年にも渡る想いを繋ぐようであり、たくさんお聞きしたお話からも重ねられていく繋がりを感じました。

ちなみに、今回も小学校お届け映像では、ボディパ&声でのアンサンブル「きんとくん!」を作ってみました☆

きんとくんとホールの皆さんも参加しての収録は本当に最高でした!!(きんとくんLOVE❤️)

 

そんななか、今回、今までで一番楽屋にいなかったアーティストという称号をいただきました(笑)

私はいつもわりと楽屋にいない率高めではあるのですが、たしかに今回は最もいなかったという自覚ありかもです(笑)

収録マイクとホール本番ではやはり音の雰囲気が変わってしまうため、できるだけ対処できるところはしたいと思ったり、全ての進行を変えたがゆえにチェックも多くなり、ホールにずっといることになりまして。。。体力&集中力UPした気がします!

さらに、ラストはまさかの雪で欠航だらけになり、謎に慌ただしい戻りになって。。。まさに嵐のような滞在。

それでも、最終日に少し町巡りさせていただけたこと、とても嬉しかったです!

密度が濃すぎて、6日間とは思えない。。。

改めて音楽をしているとともに、人と繋がっていることの温かさを感じました。

そして、様々な地域に親戚が増えていくようなこの仕事は、なんて幸せなんだろうと。

いろいろ書きましたが、本当にこの言葉に尽きます!「ありがとう」と「大好き」!

 

 

というわけで、まだ2月前半。。。続く。。。

気がつけば、昨年末から振り返りも止まっていました。。。

7月が始まったところで、2022年の半年を振り返ろうと思います!

 

まずは、年明けは打ち合わせやリハ続きでしたが、本番は今年は13日からスタートでした。

毎年お世話になっている、埼玉芸劇さんのMeet the music事業で、ほぼ群馬な上里町へ。

今回はマリンバアンサンブルということになり、打楽器の後輩たちを連れて。

子供たちにも、後輩たちにも何か伝わってたら&共有できてたらいいなと思いつつ…。

6年生だったので、態度に直接結びつくわけではないけれど、それぞれのペースで楽しんでくれてたり、キラッとしてくれる瞬間があったり、ちょっと大人な反応が可愛かったです。

先生が特にテンションMAXでした(笑)

後輩たちには、音楽はもちろん、人と人として一緒に過ごす感覚とそれに応えられるように成長し続けることも、現場で感じてほしいなと思います。

 

そして、沖縄での事業が続くことになっていましたが、コロナ拡大で延期や中止となり。。。

1月末は、岩手県北上市の滞在へ。

語り部さん3人からの口伝ののち、俳優、音楽、映像、舞台、それを束ねる演出家がチームとなって、1週間の滞在をしながらのクリエイションです。

コロナの状況も不安定で、どうかどうか、無事に公演日を迎えられますように。。。みんなの想いをのせて、口伝できますように。。。と願いながらの創作となりました。

語り部さんのお話は、トランスミッション、雪国、鬼剣舞の面…。

専門的な解説もさることながら、それぞれの分野の話から滲み出て来るのは、やっぱり人。

そして3名の純粋でキラキラした目。

ホールに戻ってからは連日、会議や試行錯誤を重ね、合同での創作へ。

それぞれの分野からのアプローチの相違もまた面白い創作現場です。

言葉をどう伝えるか突き詰める演劇チーム、音でどう語るかの音楽チーム。

アプローチや間の使い方も正反対なところもありつつ、いろんな意見が飛び交いながら。

アナログな口伝の質感や温度感を味わっていただけたらと思いながら。。。

そしてそして最終日30日、一週間の岩手の北上滞在の最終日に無事公演を終えました。

地域の語り手さんからお話を伺い、俳優、音楽家、演出それぞれが落とし込んで咀嚼して、それぞれの言葉で語る口伝の創作舞台。

人のぬくもりのなかに浸る滞在のなか、語り手さんの生きてきた感覚はもちろん、俳優と音楽の5人の演者それぞれが普段どう生きているのかも同時に浮かび上がる。。。

音楽も言葉であり、言葉も音楽であり、その力をどれだけ信じているか、そしてどんな繋がりの連鎖のなかで生きているか、香りたつ気がしました。

また、今回の温度感が表現できたのは、主催のNPO芸術工房&舞台監督さんはじめ、さくらホールの皆さんのアットホームさ、熱意、とてもとてもシャイなのにあったかい空気感があってこそだと思います。

皆さま、ありがとうございました。

 

個人的には、別事業で3ヶ月連続の北上での滞在に伺っていたので、ほぼ住みついた気分でした。座敷童子(笑)

こちらは今回の楽器たち。

延期&中止の波に負けずに、みんなで踏ん張って公演ができたこと、本当によかったです。

そして、2月の振り返りへと続く。。。

振り返り12月の続き、後半はその2ですウインク

まずは、11月に引き続き、岩手県北上へ!!

今回はさくらホール主催のアウトリーチとこちらの公演です。

サポート&共演で磯田日向子さんとともに。


伺った翌日は白銀の世界。。。


今回のアウトリーチで何よりも印象的なのは、岩手のちょっともじもじしがちな子供たちが、ラストの質問&感想コーナーで勢いよくたくさんの手が上がったことでした。

ホールの皆さんも私もびっくり!

実は、今回はホール所有の楽器に親しんでもらうこととともに、外に歩き出してみよう、というテーマを設けていました。

大人でも閉ざされた状態に鬱々としてしまう昨今、特に岩手はコロナ対策最優良地域でもあるため外出も少なめ。

子供たちは大人が誘っても、まだ県外は怖いからとか、外は怖いからという反応もあるそうです。

そのお話をお聞きして、自分の内側にも向き合いながら、外の世界とも繋がってみよう!

一歩踏み出してみよう!というラストに続くストーリー構成にさせていただくことにしました。

子供たちはこちらが思っていた以上に、満面の笑み&心全開な雰囲気になってくれて…、改めて、無意識なうちに、そろそろ外と繋がりたいと思い始めているような気がしました。

本当に、身体がひらくためにも、心がひらくためにも、今こそアウトリーチがとてもとても大切な時期なんだと、その場にいた全員が噛み締めた瞬間でもありました。


しかも、今回は振動体験で、コロナ禍になってからはじめて、楽器の周りに来てもらって触る体験をしてもらえて。。。

この時の、子供たちに負けないくらいキラキラ感UPな先生の表情も素晴らしかった!

本当にいつぶりだろう。。。このままどうか、どうか、落ち着いてくれますように!!


プログラムは…

北上アウトリーチ 45分

<音からリズム>

クラッピングミュージック〜そのまま太鼓にうつしてコール&レス

<楽器を知ろう>

マリンバ組み立て

マリンバのブルブル(アルミ箔)

〜ガーナイア弾きながら触ってもらう

<私の大好きなもの>

プレイ・ウィズ・ハートまたはアメパト

<視点を変える>

2+1

<自分の気持ちに目を向けよう>

ラグリマまたはスプラッシュビート

<出会ったことがない世界へ飛び出そう&ボディパ>

Kliva Sadovska hora(ブルガリア13拍子の曲)言葉とボディパで共演

トロピカルフィール(足踏み共演)


今回は小学校2校に伺い、元々ホール所有されているADAMSを持ち出してのアウトリーチ。

ホールから出すのは初!ということで、みんなでせっせっとプチプチでケースを作成。

再利用可能なパッケージが、いつでもホールにスタンバイ中です!


次の日は、さくらホールでの公演。

雪にもかかわらず、満席のお客様が開演前から長蛇の列。

そして、照明、音響、舞台の皆様もフル稼働でリハからさらにver. upして、弾きやすい&素敵なものに作り上げていただきました。本当に幸せです…。

プログラムは、さくらホールに新しく仲間入りしたKOROGIマリンバのお披露目リサイタル。

マリンバに親しみを持って地元の皆様に愛していただけるように、いろんな角度からのマリンバプレゼンテーションができたらと思い構成しました。

テーマ別に…、まずは森のなかから生まれて楽器になるまで、そこから構造や音の紹介、そして現代に繋いでくれる架け橋のカメレオン。

第二部は、名曲からスタートしつつ、あえて、歌ったり一緒に呼吸をするマリンバと対極にある太鼓のall fでの一定の圧とともに威圧感もあるような数学的作品を挟んでみました。

デュオでのホール所有の新旧マリンバ聴き比べ、ラストは恵にも災いにもなる水をテーマに浄化するような空間に。

ラストの3曲では、岩手の今までの10年間が私の中にも溢れてきたり、会場の皆さんと呼吸まで一緒になった瞬間も感じて特別な時間でした。


<森の中から>

チャイルド・オブ・ツリー(自然の音とサボテンなどのCage作品。枝やどんぐりも拾っておいていただきました!)

<マリンバ紹介&仕組み>

組み立てshow

ガーナイア(大地をイメージした自作の音源と一緒に)

<高音と低音聴き比べ>

始まり:プレリュード

高音系:アメパト

低音系:マタイ受難曲コラール44番

<架け橋>

カメレオン


第二部

<クラシック名曲より>

カノン

<歌わない数学的な作品>

ルボンa(楽譜を拡大して背面に貼り出して座標のような音の解離密集を視覚的にも体感)

<1台での異色のデュオ> 

2+1(マリンバを向かい合って挟んで演奏)

<新旧マリンバデュオ(KOROGI&ADAMS)>

デパーチャーズ(あえて、それぞれのパートに似たフレーズが多い作品で音の違いを体感)

<涙のち笑顔>

スプラッシュビート

ラグリマ

スマイル


*アンコール

プレイ・ウィズ・ハート

トロピカルフィール


改めまして、さくらホールに仲間入りしたKOROGIマリンバをご紹介〜☆


そして、北上の最終日は、地元演奏家と関係者向けのアウトリーチラボでした。

keynoteで作成した資料とともに、アウトリーチをするうえで私が考えていること、大切にしていることなどをシェアさせていただきました。

振り返れば、岩手の皆さんとのお付き合いが始まって10年、至らないところだらけの20代の駆け出しだった頃から今まで、音楽の現場だけでなく、本当に多くの時間を一緒に過ごさせていただきました。

震災もあり、チャリティ活動や復興の歩みもいつもお話を重ねながら乗り越えてきましたが、一緒に歩ませていただくとは何なのか、公演をする度に今も考えます。

少しでもその10年間で成長できていたらいいなと思いつつ、そんな岩手でのラボは感慨深いものでした。


内容は…

◎まず、はじめに…

  *アウトリーチとは?

  *パーカッションとは?

  *日本人とは?

◎アウトリーチ構成

  *アウトリーチを構成する前に…

  *今回の北上でのプログラムの解説

◎現場で難点が出てきた時は?

◎共演やコラボレーションのポイント

◎最後に

◎質疑応答


ラボ以外でも、いろいろな打ち合わせ&ご相談もさせていただきつつ、時間が足らないくらいな北上時間でした。

とはいえ、年明けにもまた伺うのです!

もう里帰り気分を通り越して、座敷童子気分で岩手に住みつくかも(笑)





北上から戻って、24&25の2日間はレストラン公演にて、年内ラスト演奏でした。

なんと延期続きで2年ぶり。

感染対策のため、人数も少なめにさせていただきましたが、すぐの満席をいただき、随分お断りしてしまうことになり…。

私もレストランの皆さんもどこまで戻ってきていただけるか手探りななかでしたが、嬉しい悲鳴となりました。(至近距離なので、PCRを受けて、演奏&MCもマスクのまま。)

このレストラン公演は、音楽が生活のなかに何気なく溶け込んでくれるよう、大人向けアウトリーチのような気持ちで開催している、大切な場所。

これからはまた半年ごとに定期開催となります!

次回は5月!



今回、常連の皆様との再会の空間はとても温かく、みんなで少し戻った日常を噛み締めるような時間でした。

半年ごとの定期開催のため、ここに来て季節の切り替えを家族で感じてたから再開されてほっとした、などなど嬉しい言葉もいただき、続けることの大切さも感じました。

来年こそ、平穏に暮らせますように…。

プログラムは、クリスマスソングと今までの公演からのセレクションで、マリンバソロにて。

演奏中に涙される方もいらっしゃったり、至近距離な分、皆さんの心をダイレクトに感じました。

子供たちも、大人も、この2年それぞれが心を痛め、少しでも明るい兆しが見えるよう祈ってる。

いろいろな想いを音楽とともに共鳴しあう時間は必要であり、大切であり、尊い。


Ding dong merrily on high

Joy to the world 

Prelude(Cello suite by J.S.Bach)

Matthäus-Passion Choral 44(J.S.Bach)


O Come, All Ye Faithful

Tritsch-tratsch Polka(J.StraussⅡ)

My little suede shoes(C.Parker)

The Nutcracker Medley(P.Tchaikovsky)


The first noel

Amazing Grace

Silent night

Play with heart(Sayaka Nojiri)


Happy holidays虹