どうもーくまです|д゚)

けいゆーのおしめんの彼が

ヒモメンというドラマをやるらしい!ので

便乗短編あげます( *´艸`)

今日は、髪の毛くるくる俺様の場合

 

 

ヒモメン : 道明寺司の場合

 

 

この男・・・働かない

 

 

この狭いアパートに居座る

クルクル頭のやたらデカい男

道明寺司

人の家に勝手に転がり込んで

あーだこーだと

人の暮らしをバカにした挙句

あれ食べたい、これ食べたい

掃除しろ、洗濯しろ・・・・・

 

 

「おい!牧野!!」

 

「今度は何よ!!!」

 

「今度って・・まだ今日は何も言ってねーだろ」

 

「あんたが毎日毎日ぐずぐずぐずぐず言うから!!

 もう耳にこべりついて離れないのよ!!

 ぶぁぁぁぁぁぁか!!!!」

 

「はは~ん・・・どんだけ俺んこと好きなんだよ」

 

 

あんたの嫌味が離れないんですけど!!!

 

 

って言っても、もうあのバカは自分の世界

ニヤニヤとして・・・嬉しそう

そんな顔をされると

謎に調子狂っちゃうんだよね、まったく

 

聞こえるようにため息一つついて

朝ごはんの準備をする

働きに出る私と

日中何やってるんだかわからないこいつ

出会いは私のバイト先なんだけど

ほんとに最悪な出会いだったことは・・確かなわけで

ぶん殴った相手と変な感じで

同棲みたいなことしている私も

・・・・人とずれているのも確か



帰る場所がないと

雨の中ふるえるあいつに

宿を提供しただけ

うん、ただの同居人


 

 

「おい、牧野」

 

「何よ!」

 

「そんなキレんなって」

 

「・・・何?」

 

 

考えに耽ってたら

また無意味に怒ってしまった←

 

 

それに反省して優しく聞き返せば

あのバカは私に向かって

イラつくことをお願いしてきた

 

 

「牧野、金くれ」

 

「はぁぁぁぁぁぁぁあ?」

 

「とりあえず、3万もあれば足りるから

 あとで倍にして返してやるよ」

 

「いやいやいや!!!

 3万とかすぐに出てこないから!!

 あんたね!!あたしが必死に働いて

 月にどれだけもらえるか知ってんの???」

 

「しらねーけど、普通それぐらいあんだろ」

 

「あんたね!!!

 人の金で生活してるくせに

 偉そうなこと言ってんじゃないわよ!!!」

 

 

胸倉をつかんで

思いのままに吐き出せば

お前はバカか?wwwなんて

肩を小刻みに揺らして笑う道明寺

 

 

「何がバカなのよ!!!」

 

「お前、先月から正社員扱いだから

 それぐらいあんだろ」

 

「・・・道明寺、あんたよ、バカなのは」

 

「なんでだよ」

 

「そんなバイトが急に正社員になれるわけないでしょ?

 これだから学生さんは・・・」

 

「まぁ、学生っちゃ学生だけど」

 

 

意味わかんない←

 

 

背の高いクルクル頭を見上げれば

すごく・・・ドヤドヤした顔が見えるわけで

今までにないぐらい近づいた

・・・悔しいぐらい綺麗な唇

私の耳元へとゆっくりと近づいた



心臓、、もたないじゃない

 

 

「あのな、お前のバイト先

 ・・・将来俺の会社」

 

「・・・・は?」

 

「ちなみにこの狭すぎる家も

 俺が買い取ったわ」

 

「いやいやいや」

 

「お前、しんねーの?

 道明寺グループの跡取り、誰か」

 

 

心底不思議そうな顔をして少しかがんで

私に目線を合わせるこいつ

こいつの名前は・・・道明寺司

道明寺・・・

うちの社長って道明寺・・楓

 

 

道明寺・・

 

道明寺???

 

道明寺!?!?!?!?!?

 

 

気づいたときには

もう遅い

俺、カードしかもってねーんだわ

っていうこいつは

跡取り息子ってわけで

 

 

「え!?!?!??

 あ、あ、あ、ああの

 今まで!!その失礼な!?!?」

 

「おい、牧野

    パニくんなって」

 

「だって!!!!!

 あんた社長の跡取り息子!!!!」

 

「そしてお前はその嫁な」

 

「えぇぇぇぇ!!」

 

「俺の中身見たことあんのは

 ・・・・・・牧野だけだからな」

 

 

玉の星ってやつじゃねーか!!

何百倍にして返してやれるな!!

よかったな!!!って

顔を赤らめて言うあいつ



・・・・玉の輿だよ、玉の輿

 

 

「だからだな!」


「仕事いってくる」


「は!?」


「間に合わなくなっちゃうから!!」



頭がパニック状態の私は

真っ赤な顔が急に青ざめたあいつを置いて

走って家を出た

すごく失礼、、かと思うけど

どうしようもない



だって私の顔も赤いんだもん



職場についてすぐ

同僚にそれとなく確認したら

知らない人はいないほどの人だったらしく

同僚にもなんで知らないの?って

不思議な顔をされてしまった

 

 

そっか・・・あいつ

有名人だったんだ

だから

中身・・・見てほしかったのか



ていうか

さっきあいつが言ったことは

どんな意味だったのかな

まさかこんな庶民を相手するほど

暇人じゃないってことは

今わかったわけで



なんか、、寂しいかも

 

 

入店と同時に開くドア

あいつはバイト先に

いつもとは違うスーツ姿で現れた

バカみたいに・・・

バラの花束なんか持っちゃって

 

 

 

 

 

 

なんてゆうヒモメン

道明寺を養うには

いくら必要なんだかねwwww