アラフィフおやじ、サックス演奏奮闘記

アラフィフおやじ、サックス演奏奮闘記

2021年で48歳のおじさんがコロナウィルスによる閉塞感を打破すべく、大学以来のサックス演奏に挑戦します。

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前回書いたように25年ぶりの再挑戦ということになったのであるが、実際には1~2年ごとに楽器の状態を見るためにケースを開けてはいた。パッドにカビが生えていないか、そのほかに問題がないかなどをチェックするためである。これには伏線があり、学生当時、ある先輩が夏休み中、部室に楽器を置いたままにしておいて休み明けにケースを開けたらカビだらけになっていたというエピソードがあるためで、さすがに吹かないにしても愛着のある楽器がそんな状態ではいたたまれない。そんなことから定期的にチェックはしていた。結果的に、カビでふさふさになることもなくここまで生き延びているというわけだ。

 

さらに言うと、その際に簡単な音出しはしていたため、厳密にいうとブランク25年は大げさということにもなるが、ほんとに簡単に音出していただけなので、久々というのは噓ではないとも言える。その辺の定義はさておき、本格的に楽器を演奏するぞという心持ちでの音出しが久々であるというのは間違いないだろう。

 

実はいつだかの音出し時にリードは新しく買っていたため、今回の再挑戦にあたってはその時のリードを使用しての音出しである。リードはご存じのとおり消耗品であり、植物から削り出されているので経年劣化も心配されたが、バンドレンの青箱についてはアルミの個装となっているため、あまり気にならなかった。V16のほうは個装ではなかったが、こちらも特に問題ないと感じた。まぁ、おそらくはそれなりにやっている人からしてみれば大問題だと思われるが。

 

しかしマウスピースのほうは経年劣化が否めず、特にハードラバーのセルマーのほうがかなり汚い状態になっていた。結果、新しくメイヤーのマウスピースを買うことになるのであるが、最初はこれで我慢することにした。ちなみにメタルのほうはデュコフにハリソンハーツという、当時は鉄板の組み合わせで、これが欲しくて金欠学生であったがなんとか工面して調達したものである。カッコよく工面といってはみたものの、奨学金から拝借したのであるが。

 

 

(写真では見づらいが、ハリソンハーツのリード接地面が錆びている?)

 

実際の音出しの状況については次回に。