だいぶ冬が近づいてきましたね。

朝・夕と冷え込むようになりました。

 

先日、低体温症の老犬さんがいらっしゃいました。

昨日までは元気あり食欲旺盛だった。一夜にして食欲まったくない。ぐったりで動かない。という症状。検査をしてみると低血糖と重度の低体温(35度未満)。老犬さんなので、血液検査、画像診断でいろいろ問題はありましたが、今回の直接的な原因は低体温症でした。

 

 代診時代、一度だけ老犬の低体温症を経験したのを思い出しました。冬の寒さは老犬さんにはつらいものです。特にお外で過ごしている老犬さんは、できれば玄関でもよいので家に上げて毛布や犬用の電気あんかを準備してあげてもらえたらと思います。わんちゃんによっては外の小屋に戻りたがるこもいると思います。小屋に暖かい毛布や湯たんぽを入れてあげるのもよいと思います。(どんなものにしても、咬んだりしてケガや火事にならないように十分お気を付けてください。どういうものを使うかは必ずかかりつけの先生に相談してください)

 基本的には少し寒いくらいの方がわんちゃんにはちょうどよいのかもしれませんが、老犬となると話は別です。ある程度のお年になりましたら、かかりつけの動物病院で『冬の過ごし方』についてご相談してみてはいかがでしょうか。できることできないことは状況により変わりますが、してあげられることが一つでもあればしてあげてもらえたらと思います。夏の暑さに比べればしてあげられることは多いと思います。

 

 うちの犬も17歳半のおばあちゃんになりました。なんとか夏を乗り越えて食欲がだいぶ戻ってきました。この冬も乗り越えてくれたらと思っています。