外国人労働者からの刺激 | 藤井佐和子オフィシャルブログ「キャリアカウンセリングブログ」Powered by Ameba

外国人労働者からの刺激

今、日本では労働不足が問題となっており、

特にサービス業を中心とした、介護や

SEなどの技術者、建築現場など、

どこもかしこも、人が足りない、という

声をききます。

 

そんな中、日本では外国人労働者の規定枠を

緩くするといった対応を取っています。

 

以下は日本経済新聞2018年5月29日朝刊の抜粋です。

 

「技能実習制度は最長5年の研修を認めるものの、

研修期間を終えると本国に帰国しなければならず、

人手不足に悩む企業側からは不満が出ていた。

政府は人手不足に対処するため

2019年4月以降に技能実習の修了者は

最長5年の就労資格を得られるようにする。

 

それでも人手不足が想定されるため、

さらに門戸を広げる。

移民政策とは異なるが政府の外国人受け入れ政策の

大きな転換となる可能性がある。」

 

25年に50万人越え、とも言われており、

ますます外国人と一緒に働く機会は、

当たり前のように増えていきます。

 

現に研修でも、外国人の方たちが

増えてきているのを肌で感じています。

 

そんな研修の場面でも感じるのが、

彼らの積極性です。

 

日本人が自ら発言しなかったり、

質問しない中、彼らは貪欲に手を挙げます。

 

日本人の課題は、自分から動かなくても、

情報を取りに行かなくても、与えられることに

慣れてしまっていること。

 

そして、もうひとつは、遠慮です。

今、ここで個人的な質問をしたら、

みんなの大事な時間を奪ってしまうのではないか・・・。

 

みんなは既に理解できている内容かも

しれないのに、自分だけわかっていないと

思われるとちょっと恥ずかしいかも。

 

研修が終了してから質問に来る方も

いらっしゃいますが、多くの方は、

まあいいか・・・とそのまま研修を終えてしまいます。

 

グループワークでも、外国人は、たどたどしい日本語で

一生懸命意見を述べています。

 

このような姿は、日本人の私たちに

とても刺激となります。

 

恥ずかしいなんて言っていられない!

 

以前、あるモンゴルから来た女性が、

こんなことを言っていました。

 

送り出してくれた親のこと、お金の負担を考えたら

元を取って家族に還元しないと。

だから私は必死です。

 

ちゃんと目的があるのです。

 

さて、このように外国人が組織にいることで、

私たちにとってよいこと、

それは刺激です。

 

過去の移民の歴史も、こうやって国は

繁栄してきたのだそうです。

 

同じ種だけでは、協調性を保ちつつ、

なあなあになり。

確かに問題さえ起こさなければ、居心地はよいかも

しれません。

でも、スキルは落ちます。

 

様々な刺激を受ける、私たちにとって

よいチャンスともいえるのではないでしょうか。

 

折角の機会、周囲の外国人同僚から

たくさん吸収しましょう。

 

 

 

 

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