12月16日
かほく市議会 12月定例会
本日 最終日でした
小学校全学年の学級規模一律引き下げである35人学級の法律案は
2021年2月2日に閣議決定され、
3月31日の参議院本会議で全会一致で
可決・成立しました。
翌4月1日に始まった令和3年度から、段階的に適用されています。
従来の法律では
1年生で35人、2~6年生で40人が上限でした。
今回の法律改正によって、年度ごとに適用範囲が1学年ずつ増え、
令和7年度には全学年で学級人数の上限が35人になる予定です。
この法案は、長い間、多くの国民が少人数学級を求めてきました。
コロナ禍のもとで、全国知事会をはじめ、
地方議会、校長会、教育委員会も少人数学級を求め、
また、全国各地で教職員、保護者、市民等が多彩な取り組みを重ね実現しました。
小学校での少人数学級の実現は国民みんなでつくりだした重要な成果ですが。
「小学校だけ少人数学級」というのは不十分であるという声もあります。
今回の請願については中学校でも35人以下学級をと言う内容ですが
体も大きく、思春期で手厚い教育が必要な
中学生も学級規模については条件を変える必要があると考えます。
少人数学級が改めて注目されたのは、コロナ禍の教室で子供同士の距離の確保について。
最大 40 人がひと学級にひし めくというのは、
感染症には脆弱(ぜいじゃく)と言えると思います。
一般的な教室の広さ63平方メートル(縦9 メートル、横7メートル)の教室では、
40人が1メートルの間隔を設けるのは困難ではないでしょうか。
し かし30人なら十分なゆとりを確保できます。
また石川県教職員組合から、
学校現場において貧困・いじめ・不登校など解決すべき課題が山積していることに加えて、
コロナ禍での消毒作業等も実施しなければならず、
子どもたちのゆたかな学びを実現するための
教材研究や授業準備の時間を確保することが困難な状況となっていることを指摘されています、
これらを解決するために教職員の増員や中学校での少人数学級実施は当然のことです。
また 同じくコロナの影響で前倒しスタートとなった
「GIGA」スクール構想」の効果を高める上でも少人数学級が
望ましいとの声が高まっております。
そのため、ICTサポーターの増員、加配の指導員の増員も求められることが考えられます
コロナ禍において分散登校で、
一時期20人以下の学級で学習する機会がありました。
みんなで深く考えあう豊かな授業は、少人数でこそ可能です。
教員は子ども一人ひとりの個性を理解し、
子どもの変化を感じ取りながら向き合うことができます。
子ども同士の関係も、安心で落ち着いたものになります。
これがいわゆる「ゆたか」な学びというものではないでしょうか。
本市においても中学校40人1クラスで学んでいるクラスがございます。
子どもたちがどこに住んでも同じ条件で
教育を受けられるよう、国が小学校に続いて