孤塁

双葉郡消防士たちの3・11

吉田千亜

 

 

 

3月11日

 

3・11

東日本大震災から9年

 

3月11日は何の日?

をひも解くと

まず 東日本大震災

コラムの日 パンダ発見の日…と続く

 

先日 映画 Fukushima50を観てきました

 

福島原発事故にて

命がけで作業にあたった

原発職員の物語ですが

 

それに続きまして

 

3・11を迎えるということで

昨夜は早めに 横になり

 地震 津波 福島原発事故で

原発の外で避難誘導 避難指示 救助活動

そして 訓練をしたことがなかった

原発冷却給水活動まで行った

 

「消防士」さんの「あの日」について記した

ノンフィクションを手にしてみました

 

タイトルの

「孤塁」とは

 

孤立した根拠地

ただ一つ残って助けのないとりで

@国語辞典より

 

消防士さんという

プロフェッショナルな方の証言は

重くそしてリアル

 

映画では 原発職員さん

報道では ハイパーレスキューさん 自衛隊さんが

注目されていましたが

 

より わたしたちに近い存在である

「消防士さん」

の あの日の活動も忘れてはいけない

 

本のタイトルの「孤塁」に付属して

 

孤塁を守る

という言葉がありますが

少人数でもことを進めていく

という理解もあるそうですね

 

あらゆる任務にあたる

消防士さんは

「きっと特攻隊員はこうだったのだろうと思った」

 

彼らも被災者ではありながら

その当時の任務について

わたしたちがまだまだ知らない人たちが

あの日 命がけで活動していたことを

あらためて 知ること

 

多くの方の犠牲もありながら

多くの方の活動を知るにはまだまだ時間はかかる

 

それと同時に

全国の消防士さんに敬意を

 

奇しくも・・・

3月11日は何の日?

 

わたしごとですが

祖母の命日でもある

さまざまな意味で忘れられない日でもある

 

さきほど

長男が出かける際にこんなことを

わたしに聞いてきた

 

「今日 黙祷時間 何時?」

 

「14時46分です」

 

それぞれに思いをはせる日である