それ、パワハラです

何がアウトで、何がセーフか

笹山尚人

 

 

 

セカンドハラスメント

と言う言葉を聞いたことがありますか?

 

ハラスメントを受けた人が

ハラスメントを告白・相談した後

逆に嫌がらせ 身体的苦痛 職場環境を悪化させることです

 

所謂 二次障害とも言いますね

 

「告発した人」

という目線で見られることを言います

 

もしかすると

パワハラ セクハラでなかなか相談しづらいのは

「告発した人」

というレッテルに対して恐れがあるのかもしれません

 

訴えたとしても

「被害者側にも落ち度があった」

ことに焦点が集められてしまいがちで

解決に導く方向性を

なぜか 被害者に求めます

 

あれ?加害者はどうなのか・・・

 

わたしから言わせると

被害者の勇気ある告発は

自分のことに責任を負ったという行動だと思っています

 

嫌悪感を感じたのは本人でありますので

その嫌悪感に対する責任が 告白・相談だと思いますが

 

逆に 「それ アナタの問題でしょ?」

「アナタに問題がある」

なんて言われますと

持って行き所がない

 

では 加害者の責任は 何処へ

 

こんな市民からの相談を受けました

 

最近 

「すぐにセクハラ パワハラと

騒がれるから なんでも話すことができない」

「逆に 気を使って話さないといけない」

 

なんて愚痴を言われると

わたしのせい?

と思ってしまう

 

気を使って話さないといけない

 

というお言葉・・・

 

では 誰に気を使って話されていますか?

というお話ですね

(そこはよく考えた方がいいと思う)

 

何気ない 会話の中で

また 被害者を傷つけている

 

こんなことを書いていると

また 気を使わないといけないじゃないか!

と思われるかもしれませんが

 

気を使うのではなくて

意識したらどうですか?

(その無意識に話していることを)

改めて 考えていただきたいと心から願う

 

女性・弱者に対して考えることできませんか?

 

 

パワハラ・セクハラ相談しにくい環境でもある社会

 

ハラスメント被害者のケアもさながら

セカンドハラスメント防止についても

様々なことを考えていかなければならない

 

石川県/女性なんでも相談

↑このような相談窓口もあります

 

市民の話を聞いて

同じ女性として 悲しくなります

 

悲しみをどのようなエネルギーに変えるか

実に共感できることであり

わたし自身も 声を上げることをし続けないといけない