- ムーバスの思想 武蔵野市の実践
- 土屋 正忠
- Amazon.co.jp
◆はじめに◆
本書は、武蔵野市長を6期務め、
その後第44回衆議院選挙(俗に言う郵政選挙)で当選、
安倍内閣で総務大臣政務官に任命された土屋氏の著書。
本書では、市長時代に取り組んだコミュニティバスについて
詳細に書かれている。
ムーバスは全国にコミュニティバスを広めた成功例であり、
一読の価値はあるだろう。
◆コミュニティバスとは◆
コミュニティバスとは、特定地域を循環するバスで、
100円均一であることが多い。
公共交通機関のない空白地帯をカバーすることに
一役買っている。
武蔵野市は中央線が武蔵境駅と吉祥寺駅を通るので、
交通の便は良いと思われるが、
一歩住宅地に入ると、意外と不便である。
お年寄りにとって、住宅地を循環するバスはとても便利である。
◆ブロガーのあとがき◆
私は武蔵野市に行ったことがある。
なぜムーバスは成功し、地方のコミュニティバスが赤字なのか?
それはやはり、吉祥寺などの集客率の高い
市街地があるからだと思う。
地方だと、なかなか人を集める都市が存在しない。
よって、コミュニティバスが黒字転換しないのである。
もしムーバスに興味があれば、
一度乗ってみることをお勧めする。