【19】重粒子線治療後半2週間 | 腺様嚢胞癌に抗うぞ

腺様嚢胞癌に抗うぞ

顔面神経麻痺を調べたら上顎洞の腺様嚢胞癌ステージⅣでした。
重粒子線治療をしました。

 

  口内炎と食欲不振が一番の困りごと

頭頚部癌の重粒子線治療 私の場合は4週間16回

後半も通院治療が出来ましたが、少しずつ辛くなりました。

最後の週には重粒子線センター近くのホテルに泊まりました。

こちらの記事はまた書きますね。

とても良かったです。

 

10回目頃から頭重感や口内炎は顕著になってきました。

11回目の照射日は診察もあり、腫瘍の縮小傾向を伝えられました。

一方口腔内に顔を出しかけていた腫瘍が重粒子線治療の影響で自壊しかけており、

口内炎というより潰瘍が顕著に。

いずれ上顎洞(鼻の穴)と口腔内がつながるかもと説明されて、ビビッてました。滝汗

これは治療開始前から言われていたけど、改めて言われると少し凹みました。

 

また、右視神経近傍への重粒子線治療照射をするか否か意思確認されました。

根治性を優先するなら重粒子線を当てるけど、視力消失の危険も増えるとの事。

片目が見えなくなるのと命の選択なら、やはり命の方を選択しました。

 

頭重感

頭重感は徐々にひどくなり、治療のない日は鎮痛剤とだらだらと寝転がっていました。

最初はカロナールで効いてましたが、後半はトラムセット(1日2-3錠)という強めの鎮痛剤を使ってました。

 

 

 

口内炎

口内炎が一番困りました。

その際助けになったのは局所管理ハイドロゲル創傷被覆・保護材「エピシル」です。

エピシルは口腔内病変の被覆および保護を目的とする非吸収性の液状機器です。

口腔粘膜に適量を適用すると数分以内に口腔粘膜の水分を吸収してゲル状になり、物理的バリアを形成します。

 

 

抗癌剤治療や放射線治療で出来た口内炎などに適応されます。

私は歯科で処方されました。

これは本当に助かりました。

治療中の口内炎で苦しんでいる方には是非試して欲しい薬です。

重粒子線治療の後半はこれが無ければ全く食事が取れませんでした。

治療後半から治療後しばらくはほとんどエピシル依存症でしたが、

治療終了約半月でエピシルから離脱できました。

抗癌剤治療の人で口内炎で苦しんでいる人も是非!

たしか月に1本しか処方してもらえないと思います。

治療中は大切に使ってました。

治療開始前の月に処方して貰って、治療中にも追加で処方してもらえたので個人的には非常に助かりました。

 

とは言え口内炎で食事は辛かった、、、

硬いもの(と言ってもたいした硬さではないのだが、、、)はあまり食べられず、

やわらかいものを好んで食べてました。

 

 

口腔内乾燥

唾液の分泌が減るためか、鼻が詰まって口呼吸になっているのか、夜間寝ていると口がカラカラになって目が覚めたりします。

夜寝る前にはバトラーうるおい透明ジェルを塗って寝てました。

これは普通に市販されています。

 

 

 

 

 

口内炎は非常に辛かったですが、虫歯になると大変と脅かされていたので歯磨きも頑張りました。

 

色々治療の合併症の話をしましたが、無事乗り切れますので重粒子線治療を躊躇する必要はありません。

センターのスタッフも優しくて、本当に助かりました!