去年の今日、2023年9月15日から16日の夜勤と同じ高田馬場の現場で夜勤をしているのです。

私、この数年スケジュールを共有するアプリで勤務スケジュールを入力していて、それが残っているから判明したことですが、その日は10年目の今の会社で自分でも語りたくなるくらい伝説の一夜でした。意外にも記録してなかったもので書いておきます。


高田馬場は2名体制で勤務しているから公認で3時間は休憩が取れるのですが、その日の相棒は研修を終えたばかりのド新人のおじさん。で、その新人さんの相棒は自分より下だと思ったやつには露骨にマウントを取ってくる癇癪おじさんであり、かつてはココで気持ち悪いおじさん構文を紹介したおじさん。

癇癪おじさんの新人おじさんへの当たりがキツくて亀裂が入ったから癇癪の代わりに新人の相棒になって欲しいと言うオーダーを受けて勤務したのでした。


なぜ、そこまで覚えているか?その日、2人現場なのに私5時間一人でそこで勤務したからなんです。新人おじさんのお父様が危篤になってしまって『妻とも連絡が取れない私はどうすれば良いでしょうか』と言い出したので《私の独断で私が一人でやるからお父さんの元に行ってあげて下さい、上司には私から伝えます》なんて言って送り出したのでした。

もちろん、「自分が仕事的に厄介な案件は呼び来まないだろう」という根拠のない自信とその日は「金曜日の夜から土曜日の朝だから経験則から忙しくない」と言う読みがあったからですが、見事にその後をやり切り、新人おじさんは無事にお父様の死に際も看取ったと言う美談になりました。


私はその数週間後にある国家試験も合格して「試験勉強するつもりでやれなかったあの夜をも乗り越えて受かった」みたいなエピソードとして完成しました。


今年の出勤時、その新人だったおじさんの代勤と知り、あれから1年くらい経つから「一周忌に出るから」なのかなと思ってアプリを見たら日付は全く同じでした。

しかも、今回の相棒は癇癪おじさんではないのですが、その職場で仕事は出来るが誰からも嫌われてるクセの強いおじさんで外が35度とかの世界なのに冷房20度設定とか極寒にするからジャケットを羽織らねばならないような感じなのです。しかも、彼独自のルールがあり、2名体制だけど細かい事務は全部請け負うから休憩以外はあなたは前での仕事を全部やってくれという感じの方、だから結果として今年も高田馬場の2人現場で3時から8時1人でやりくりするのでした。



ちなみにその誰からも嫌われてるおじさん、嫌われてるがゆえに職場異動になるらしいけど、こんなに仕事するおじさん居ないのに勿体ないよなぁと思う。逆にその現場は結構ヒューマンエラー起こってて、お前らがついていけない事で使える人材を手放すんじゃないの?なんて思ったりする。自分のホームではないから口出ししないけど、よりレベルダウンするんじゃないのかとか思ったりはする。



ちなみに最近妻が食べた富士見堂さんの「あんこ天米」と言うせんべいがありまして、本店は葛飾区の青砥にあるらしいけど日暮里駅で並んで買ってみたらたいそう美味くて、味はあんこを塩味の煎餅が挟んでいる感じ。

うるさいこと申しますと、甘かったり塩味したり、人生と一緒。