2024年9月1日。台風10号が来て行く予定のイベントが中止になりまして、親子3人でレイクタウンでクレヨンしんちゃんの映画を見てきました。

数年前に買ったサトーココノカドーキャップ被ってイオンレイクタウンへ。

我が家のテレビは息子がいる時間は基本的にはYouTube再生モニターとなっており、子供用の動画とか見てたら必然的にクレヨンしんちゃんはオススメで出て来て、今作の予告編も流れてきて、公開前から息子が観たい映画として「ミニオン」か「しんちゃん」が上がっていたのでせっかくだからと観ることにした。いつもながらに予告編明けにネタバレ感想を書くので未だでネタバレ嫌な方はまたお越しくださいませ。


ここからネタバレ感想

予告編を自宅で見た段階で「これは泣けるやつだな」と思ってて、なんなら予告編でグッと涙が出てたわけで夫婦共々ハンカチ持参で映画館に行きましたが案の定、涙が止まらなくて終劇後に溜まった鼻水も凄かったし、嗚咽仕掛けるところまで泣かされた映画でした。

よくある振り子の理論てやつで散々馬鹿っぽいことくだらないことを見せて、そこから泣かせにかかると倍泣けてくるみたいな構造ではあるけど、しんちゃんがふざけなくてもだいぶ泣いたと思います。

ストーリー的にはジュラシック・パークとドラえもんの泣かせる部分をミックスさせて、クレヨンしんちゃんの世界に吹き込んだような印象でした。多分お台場にジュラシック・パーク的な「本物の恐竜」と偽ったロボットの恐竜を展示したテーマパークを開いたマッドサイエンティストがいて、その息子が恐竜研究をしていて突然変異で生まれたスピノサウルスの赤ちゃんを産み出す。マッドサイエンティストがその本物を確保しようとしたが息子は脱走するが、逃げる最中に落としてしまい、それを野原家の飼い犬シロが散歩中に見つけ出し、野原家でナナと名付けて飼出だす。
野原家を中心とした春日部の皆さんとマッドサイエンティストによるナナを巡る争い。

そんな話なんだけど、最後にその赤ちゃん恐竜が命がけてお世話になったしんのすけとシロを守って死んでしまうという展開。
小さい頃にドラえもんの映画見てたから「のび太の恐竜」で人間と恐竜は共存できないからいつか別れが来るとわかってるから泣けた。 

 更にその恐竜が人間の命を守るとか「のび太の海底鬼岩城」のバギーちゃんを思い出して大号泣でした。 

 『絶対リピートでは切なすぎて見られないな』というのが最初に出た感想。


このスピノサウルスのナナが可愛くて、しんのすけの尻踊りも習得するくらいに馴染んでこっちの感情移入の深さもあるけど、死んでしまうと分かった状態で2回も3回も観られないよね。楽しかったけど、しばらくいや自発的に見ないかもしれないななんて思った映画は久しくないと思う。そんなオチの映画は世の中に多数あるから、観たい人はリピートするんだろうけど、こんな切なすぎて観ます?なんて思っちゃう。


そう考えたらよく出来てる映画だなと思った。圧倒的多数が2回目は見ないと決めた上でみんなが大好きな伏線とか張ってないんだと思う。


映画の内容自体は子供狙い40%大人狙い60%って印象で、だからこそ大人向けに張りそうな伏線は無く1回で分かる内容だったと思う。まあ、しんのすけがイグアナを表現するのにタモリのイグアナのマネをしたり、「髪切った?」とタモリのマネをしたりとかの小ボケを拾いたい人は何回か見なきゃならんのだろうけど、一般層はスルーでしょう。


アンパンマンの映画だと約1時間に対して、クレヨンしんちゃんは約2時間、対象年齢の違いが上映時間の差でもあるけど、子供は内容よりはメインキャラが映ってりゃ良いから、映しつつ伏線張らずストーリーを進めるみたいな感じで進んでいて、その分間延びするパートが長かったなぁと。


あのガチャガチャで恐竜出すくだりでダジャレ恐竜出すあたりは誰向けの時間稼ぎだったんだろうか。LOVEマシーンあたりのやつ。

まあ、子供が恐竜いっぱい見られたから良かったとしましょう。だから、もしかしたら6割大人向けだと思った内のつまんないと思った所は子供向けだったのかもしれない。


とはいえ、中だるみもあるけど最終的には目が腫れる位まで泣かされて、息子も「楽しかった」と言って、2時間帰りたいとは言わなかったから良かったのかもなと思う、藤井風の時とかは帰りたいと言ってたし。


クレヨンしんちゃん、直視したの久しぶりだけど、色々進化しててビックリした。
●オープニング、ケツメイシだ懐かしいなと思ったら2020年から主題歌らしい。
●ボーちゃんがめちゃくちゃ喋った。
●人形殴るのがネネちゃんのママではなくネネちゃんだった。
●すげぇ富豪がいた。
●レギュラー以外のおなじみメンバーがチョロチョロ出まくってた。

でも、来年もこんな切ないパターンの映画とかだったらきついなぁとは思ったけど、来年はインド舞台らしいから藤井風が主題歌ありそうじゃないと1年前から言っておきましょう(笑)。

クレヨンしんちゃんは往年のドリフターズ並に「子供に見せたくない番組」になってるけど、そこら辺は分別出来てこそ大人だから見せても良いじゃんと思ってるけど、その日一緒に息子と風呂に入ったんだけど、人のおちんちんに興味持ち始めてたけど、影響なんだろうか。
そんな我が家から電車で春日部があります。