筆者の部署は技術営業から、現場の開設、施工中、そして竣工後もし不具合が出た場合の検討も行っている。すなわち建築の企画段階から、メンテナンスまでと守備範囲が広い。
デミング賞受賞のためには「品質管理実情説明書」を作成するのだが、その柱は「品質保証体系図」である。企画段階から、技術開発、勿論建築工事の最初からメンテナンスまで網羅している。
畢竟、筆者の部署ではこの品質保証体系図に書かれるすべての事柄に関係しているのである。筆者の所属する技術課は技術営業から現場指導、クレーム対応をしているのである。
筆者が思ったのは、この品質保証体系図を部署のQC工程図として、関与する項目に対して、点検点、管理点を設定することであった。