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さて。
男性の育休についてということですが、まずは職場の理解が必要です。
職場の理解とは、会社自体がどういう方針かということも当然ですが、会社が容認していても社員間での協力がどうかということも重要になってきます。
実際に厚生労働省の統計では、2018年度の育休取得は6.16%で女性の82.2%に比べるとまだまだといった状況です。
男性の育休取得率に対して、日本生産性本部が新入社員向けに実施したアンケートでは「子供が生まれたときには育児休暇を取得したい」との問いには、男性の79.5%が「そう思う」と回答しています。
さらに、厚生労働省の統計に戻ると「育休を利用しなかった理由(複数回答)」に対しては、「職場が育休を取得しづらい雰囲気だった」が25.4%、「業務が繁忙で職場の人手が不足していた」が27.8%でした。
その他にも「会社で育休制度が整備されていなかった」が27.5%など、会社側の事情によるものもありました。
これらのデータからわかることは、ひとつの要因では無いということですが、山花はそもそもの会社組織のあり方を変えていかなければいけないと考えています。
石垣のような組織構築
ここ3回に渡って「男女それぞれのワーク・ライフ・バランス」と「QOLクオリティー・オブ・ライフ」について書かせていただきましたが、これからの時代は同じ会社に所属する人同士がお互いの人生に影響を与え合っていることを理解して、協力し合っていく関係作りができる会社かどうかが重要だと思います。
では、どうすべきなのか。
それぞれの人生や生活に合わせた働き方によって成り立つ組織作りをするべきです。
イメージで言うと、今までのようなピラミッドの組織ではなく、今からは石垣のような組織を構築していくということです。
ピラミッドは形の整った石を三角形に積み上げていきます。
ですが、お城の石垣をイメージしてみてください。
石垣は形がバラバラな石で構築されています。
一人ひとりの個性を活かして・・・
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