ラグビー人生4 | 山親父の日記

ラグビー人生4

私は完全にお客さんとして参加した菅平合宿でしたが、本当に貴重な体験でした。この頃のエピソードが後に出版されドラマ化やDVDになり、多くの反響を受けるだけの、濃密で濃厚な時間とエネルギーが動き始める瞬間です。


先生と高校生は壮絶なバトルを繰り広げました。



大抵午後は試合を組んであるのですが、負けます。それから永遠と練習が続きます。グランドでのそれが終わると、ダホスに登り、又走ります。本当にヘトヘトになるまで走ってボロボロになって夕食を食べて寝るという生活が続きました。

合宿も大詰めを迎えた練習でした。高校生はふてくされた雰囲気でいつ終わるかわからないランパスを続けています。
こんなとき先生は練習を終わりません。


この時先生はどういう言葉を掛けたのか解りませんが。スイッチを入れるんです。


先生の教え子であった方なら皆さん覚えがあると思いますが、なんと言うか、吹っ切れると言うか、諦めがつくと言うか。


誰か1人が
「うりりりゃぁーー」とか
「ちくしょょょーー」とか
泣き叫び始めます。

さっきまで止まっていた足がその涙と共に凄い勢いで動き始めるのです。どこに余力があったのか不思議ですが、先生はその力を引き出すのがうまかったです。


あのヤンキー高校生が泣きながら走るんです。


暫く走ってランパスが終わりました。みんな倒れ込んでました。


それからまだダホスに登り走ります。昨日までと違い吹っ切れてましたね。


凄く濃い練習が終わりました。グランドに降りようとすると、あの有名な○畑さんが本当に一歩も動けなくなってみんなに抱えられてました。


満天の星空のした、先生を囲み正座です。私も一番後ろでちっちゃくなってました。


内容は詳しくは覚えてませんが、先生はそれから一時間程話されました。ラグビーの事、夢と目標の事、日々をどう過ごすか。自分に負けないこと。先生は泣いてます、みんなもしゃっくりあげて泣いてます。私も号泣していました。


1週間私は多くの事を学びました。帰ってきた時私は顔付きさえ変わっていたと思います。



集団生活では他人の事を思いやる気持ちが無いといけないこと。
真剣に物事に打ち込むこと。
大人の男の人が声をあげて泣くこと。








健全な男子は時たま下半身が変化して、それを鎮める方法があるらしい事。



学校に戻った時同年代の友達が全くつまらなく感じました。


こんな経験をしたあとではドッジボールのチーム分けや、学級会のもめ事なんてどうでもいい事でしょう。


長い話になりました。少しフィクション入ったかも知れませんが、大体こんなところです。

次回は中学生の私です。
よろしくお願いいたします。