石川河川土砂流入! | 宮本さとしオフィシャルブログ Powered by Ameba

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はーい こんにちは 河内長野日本共産党市会議員の宮本さとしです。

ちょっと遅くなりましたが石川河川への土砂流入の件です


  濁りの原因は、日野地区の宗教法人敷地に無許可で土砂が搬入され、その結果隣接する石川に大量の土砂が流入し石川の河川水が下流まで濁るというものです。


 宗教法人の場所は関西サイクルスポーツセンター入り口近くの向かい側です。この場所から大量にダンプで持ち込まれた土砂が真下にある石川に崩落し、河川を一時はせき止めるぐらいの状態になりました。


上の写真の右側ブルーシートの裏が下の写真です

土砂の崩落場所はこれ以外にもあります

土砂と言うより泥土です。足を踏み込むと抜けなくなります。

 これまで府・市は発覚した7月21日から再三事業者へ指導をおこなってきたが改善されないことから大阪府富田林土木事務所が宗教法人と事業者に対し9月29日付で砂防法に基づく勧告書、30日付で森林法に基づく指導書を通知し、再度の土砂搬入がないよう監視の強化をおこなっているとしています。


下の写真は河川の真上にある水利のところから写しています

ユンボが作業を行っていました


 現在は府の指導でユンボを河川に下ろし、流入した土砂の一部を1トン土嚢につめ、脇に寄せてブルーシートをかけることにより水の流れをスムーズにしています。そのことで河川水が下流地域まで濁ることはある程度は治まっているようですが,山の斜面にたくさんの土砂も残っており、大雨があるとまだまだ流れ出る可能性もあります。河川に落ちた土砂だけでも推定3000㎥とみており、持ち込まれた土砂はダンプ500~1000台分とも言われています。


 この河川水の濁りのため下流にある西代浄水場は取水を中止しています。(同浄水場での石川河川からの通常の取水量は全体の7~8%)現在は他で充分補うことができています。しかしなんとしても是正させないといけません。


 崩落現場は谷深く滝畑への旧道、向かい側の府道「河内長野かつらぎ線」からは直接見ることはできません。わかりにくいですが山裾に若干木が無き倒された筋がうかがえます。この下が河川を埋めた崩落現場です。

 この場所は十数年前にも同様のことがあり、日本共産党の丹羽議員が議会で取り上げています。そのときよりも土砂の量は格段に多いです。



 河川だけでなく山の斜面にも多くの土砂が残っている可能性もあり大雨でさらに河川に崩落するかもしれません。いずれにせよ、不法行為をおこなっている事業者に対し「捨て得」「捨て逃げ」を許さない厳しい態度で適切な対応が求められます。

①これ以上土砂は入れさせない。
②府が定期的な水質検査をおこない公表する
③崩落した土砂が溶け出さないように措置をおこなわさせる。
④河川や水路上の土砂を撤去させる
⑤崩落が起こらないよう安全工事をおこなわさせる 等を、
 10月6日大阪府に申し入れしました


10月7日には議会で現場視察

 その後市にはこれまでの経過を整理して報告するよう求めています。

 府は「直ちに処置をした」「事業者は府の指導に従って作業を進めている」とくり返していますがその割にはあまりにもたくさんの土砂を持ち込まさせてしまっています。もっと早い段階でどうして止められなかったのか、もう少し研究する必要がありそうです。