さて、自動車学校へ行くと決めた若かりし頃の私は、地元の自動車学校へ行きました。
申込書を書いて、
「背が低くても、大丈夫ですか?」
男性の事務員さんに聞きました。
「あ~~、大丈夫!」
というんで、そのまま帰りました。
数日後の入校日前に、自動車のときの教官に会いに行きました。
「バイクの免許取りに来ました。」
そういうと、意外な反応。
「お前じゃ無理じゃろう!足が届かんと・・・何をとるんか?」
「中型・・・」わたしは、迷わず言いました。
が・・・。その時期は、ちょうど数ヵ月後に免許システムの改定で小型二輪がなくなり
普通二輪になる時期でした。
その時期までに、学校を出てないと無効になるらしく・・・。
しかも、体格の小さい私は無理だと言われました。
「え~~、事務員さんはいいって言ったよ!」
食い下がって、食い下がって・・・。
「じゃ、小型二輪跨いでみろ!」
と言われ、用意してもらいました。CB125Tです。
が・・・・。
全く届きません…足。
その日は、「だめ!」と言われそのまま帰りました。
翌日、市役所の昼休み中に抜けだして再訪問。
雨の中、もう一度かけあいましたが、やっぱり足は届きませんでした。
「もう、金も払ったし・・・事務員さんが大丈夫って!いった」
と食い下がりました。事務員さんだと思っていたのは、実は校長でした。
のちに、知ったのですが・・・。
「ほんとに事務員か?」
そう言いながら、困り果ててほかの二輪の先生方を呼びに行きました。
でもみんな返事は、一緒でだめ!でした。
ほぼ、絶望的でした。