独り舞台のミュージカル♪ | satonaka☆音の見聞録

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昨年は秋から週末いつもボロボロだ(*_*)
この日の朝も例外でなく…というよりいつになくその超ド級ドクロ

そう、前日土曜はいつもの如く結婚式場の仕事をタイトな時間で終えると、晩飯とる暇もなく羽田の関連施設へ…吹きさらしにひたすら立ちすくしパターンではあったが、
これさえ乗りきれば 翌日午後に素敵な素敵なワンマンショー♪が待ってるぞ ^_^ と、極度の空腹感で過ごしたものの 何事もなく……そうやってホッとため息のつもりだったのだが、

一晩経ってどうだろう、やはりこれがクセモノだったのだ。
目覚めると何だか変調の兆候がガーン……そして気付けば もう昼前で、いつの間にこんな眠ってたのだ??、終電なくなる頃には仕事を終えて とっとと帰途に向かう、夜更かしなどしない毎日なのに。。
徐々に症状が進み、頭部が締めつけられると 次第に反響音が木霊する。なんとかしなければ!!
だがそんな時いざ服用する常備薬がたまに効かない場合もあり、それでは困る!!という日に限って まったくぅ、、
時間もないぞ時計取敢えず出掛けなければ、

脳内音響がデタラメな打楽器リズムを奏でる中、東葉高速鉄道なる耳慣れない路線に乗り、うたのお姫さま待つ会場へと赴く。

よくよく考えてみれば 2時間近くにわたるワンマンショーはこれが初めてで、公民館でパイプ椅子並べて行われるものではあるが 200人近く収容できるホールであり、曲数や内容についても大きく期待が膨らむブーケ2
最近は千葉方面での演奏会が多く、これも伴奏者である若き新鋭ピアニストの活動拠点である事からなのですが、これにより春先から公衆の前でマイク握る機会が増え、嬉しい限りで、
この様にピアノひとつ歌手ひとり、それだけのシンプルな形式で多くの観客に対峙する姿は、とても美しいものを感じます。

さて その演目なのですが、この日はトニー賞受賞作品から楽曲が集められ、主に挙げると
「王様と私」「マイ・フェア・レディ」「サウンド・オブ・ミュージック」「ラ・マンチャの男」「コーラスライン」「アニー」「エビータ」「キャッツ」「レ・ミゼラブル」「オペラ座の怪人」「クレイジー・フォー・ユー」等など、
得意のレパートリーから滅多に…というか ここでしか聴ける機会がないのでは? そんなレア曲まで歴代数々のナンバーを唄い上げます♪♪♪

中には男優とデュエットする曲もあるのですが、今回はそのパートも独りで唄いきり、印象がガラッと違った女性ヴォーカル特有の楽曲に変身ひらめき電球
元劇団四季の女優さんだけあって ミュージカル曲を唄ってる時がやはり一番素敵ですキラキラキラキラ
尚、この日はなんでも会場の音響が充分に整備されてなかったらしく、つまりマイクを通した歌声が殆ど場内に吸い取られ、あまり意味を為してなかった事から
ヘソの位置まで離して、生声に近い状態で唄うシーンがかなり多く見受けられた。

広めの会場ベルカントを用いて響かせる光景は 聴いててとても爽快なものがあります。
最後の曲が終わっても拍手は鳴り止まず、アンコールはミュージカル曲ではありませんが「Time To Say Goodbye」と 岩谷時子版の「Amazing Grace」で締めました★

さて今年の公演予定はまだ決まってませんが、この初めての2時間ワンマンショー♪を機に、またこの様な独りロングステージが行われないだろうかと秘かに期待するものであります。






* 今回の出演者 *

◎中出裕子(ヴォーカル)
お茶の水女子大学文教育学部卒業。在学中からミュージカル座「ひめゆり」、宝田明企画「ワン・ステップ・トゥ・ミュージカル」、劇団クレシェンド公演「レ・ミゼラブル」エポニーヌ役などで数々の舞台を経験し、大学卒業と同時に劇団四季に入団。「マンマ・ミーア」、「キャッツ」ジラバブ役、「桃次郎の冒険」などの作品に出演する。退団後は「BORN TO DANCE」山響康裕PERFORMANCEにてシンガー出演、札幌YOSAKOIソーラン祭りの歌担当、太平洋フェリーラウンジショーなど、各方面でジャンルを問わぬ歌声を披露している。

◎高知尾純(ピアノ)
ピアニスト・ 音楽プロデューサー。東京音楽大学ピアノ科卒業後、作曲を小川悦司氏に師事。八洲秀章生誕100周年記念コンサート、FRESH MUSICAL CONCERT、沢木塾にて伴奏。千葉市民文化祭(千葉市文化振興財団)選考委員・音楽監督。