尚、前出した LIVE FOR LIFE とは・・ | satonaka☆音の見聞録

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故・本田美奈子.さんが生前の闘病生活中に立ち上げた、現在は認定NPO法人ともなっている支援団体で、彼女の遺志を引き継いだ各方面の心ある方々により運営されております。

ご存知のとおり短すぎる彼女の生涯は総て歌に捧げられたといっても過言ではなく、
ミュージカルの舞台で その存在感を世に知らしめてからは、名実共に “歌姫” として誰からも認知されるようになりました。
やがては若き晩年にクラシック門戸を叩いて新境地を開くと、その進化はまるで無限大に広がるかの様相を呈しており……
しかしその揚々たる前途に病魔が立ち塞がります。

急性骨髄性白血病・・

筆者もそれまでは この病気について何となくしか知りませんでした。人というのは勝手なもので、自分や周囲に関係する事や 大好きな存在である人が直面するまで、どこ吹く風なのです。
けれど掘り下げて調べるほどに 難治性の高い、それこそ恐ろしい病気だったのです。
その説明はここでは割愛しますが

辛い闘病生活を経て …必ず復活する!
そう心に決めた時、一緒に苦しみや喜びを分かち合う 同病棟内の患者さんたちの姿が目に浮かんだのでしょうか、或いは共に闘う同志のように思えてきたのかも知れません、
自分が率先して陣頭に立ち、生きる勇気と希望のエールを送るのだと、このトレードマークを掲げたのです。

(尚、このロゴマークの入った本田美奈子.関連CDは 売上の一部が白血病・難病患者への支援金に充てられます)

(そして亡くなる数ヶ月前にリリースされた『Amazing Grace』にも そのロゴマークが入っております)


生前は “小さな事から…” と始めたものですが、急逝後は事務所社長さんの尽力もあり、団体をNPO法人化。……骨髄バンクを始めとする各方面の支援団体とも提携し、様々な活動を展開しております。
また年に一度、故人を追悼する《音楽彩》が開かれており、生前に交流のあったアーティストたちが中心となり、天国へ “オモイ” が届け!と謂わんばかりの正にメモリアルコンサートそのもので、収益は全て支援金に充てられます。

他にも これに付随して、筋ジストロフィーを患っている辻友紀子さんが 闘病生活中に書かれた詩を元にパステル画に描き、 出版されたその画集の広報にも携わっております。

数年前からは、骨髄バンク発足時に最初の拠点となった愛知にて、中部支部を設置し、更に活動範囲を広げるようになりました。


さて 本田さんが亡くなり はや10年……時の流れは正に矢の如しです。
LIVE FOR LIFE は彼女の存在と “オモイ” が色褪せないよう、日夜活動を重ねております。
そして今月の20日は、もし生きていたらデビュー30周年記念の日となります。