EN | satonaka☆音の見聞録

satonaka☆音の見聞録

ブログの説明を入力します。

どういうとこからのネーミングか?は不明だが、これはけんじろーwith加藤家の不定期主催により都内某所の英国風パブを貸切にて行われている、震災復興支援の一環となる音楽イベントの名称である。
今回は或る日曜の午後に行われ、収益は全て義援金に充てられる。

今回の出演者の中には、鮭(現:荒牧リョウ)の率いるS.I.V.A.がアコースティックスタイルで参加しており、
「眠る光」や「the new world」など生音活かしつつもダークなアレンジで渾身の一撃をブチかます雷

鮭がこのイベントに参加した経緯はわからないが、決して偶然ではないであろう、
震災前から活動の拠点の一つだった場所が被災地となり、直後、現地へ赴いているのである。
筆者もひと月前に個人的事情で偶然にも同じ場所に足を運んでおり、彼女に現在の状況を写メを交えながら話すと、ある部分に於いて
「あたしの行った時とおんなじだぁ」と、二年半前と全く変わってない光景に驚き半分呆れ半分、、
復興が今未だ進んでない惨状をMCでも語っており、

ベースの雄太くんがそれに続く 》》》

彼は岩手の出身である。ここも震災の影響を逃れた訳ではなく、被害も場所によっては甚大だったらしい。
彼が語るには、直後の混乱は既に一段落してるが、それ故に復興は進まないという・・

そうなのだ。…たしかに瓦礫の山はきれいサッパリ、だがそこには何もない。
やってる事は復興に至らない整地のみに止まっており、その先進む気配が感じられないのが、現地で目にした率直な印象である。

訪れたのはあし地形的特徴から奇跡的に津波の被災から逃れた松島より先の、そこは在来線が未だ復旧せず、走ってるのは代行バスである。
野蒜で下車すると、駅舎は廃墟となっており、

ホーム跡が残ってるだけ。

被災直後からそのまま放置の様相で、線路が取り外されたのみ、

この轍はその跡である。

鮭の活動拠点でもあった石巻市も同様、丘の高台から町全体を見渡すと目所々重機が動いてるが、殆どがサラ地・・
各方角に元の街並みの写真パネルが掲示されており、見比べれば、単にあったものが消えただけ…直後は瓦礫残骸処理に手一杯だったのであろうが、その後はあたかも放置されてるかの様相である。
中瀬にある石ノ森章太郎記念館のみが震災前から唯一 無傷のまま、手前を通れば 中では受付嬢が009のコスプレ姿でテーマソングをバックに災害なんてどこ吹く風の脳天気な笑顔だが、
そこから十数メートル離れた所では

自由の女神が哀しげに佇んでいる。

最終的に女川あたりまでしか行かなかったが電車地図上にあった筈の駅の場所を通り過ぎた代行バスの運転手に尋ねてみると、どうやら津波で跡形も残ってないらしい。新しい駅舎は丘の上に建てられる計画で、
港付近はブルドーザーで整地されてた最中だが、ここにはもう何んにもない・・
そこに高さ15メートルほどの直方体のビルが横倒しにデ~ンビックリマークと…これも震災直後からそのまんまらしく、だったらコレも片付けろ!と言いたいとこだが、なにやら登記上の複雑な事情も絡んでいるのであろう。

ホールカウンターには鮭が訪れた震災直後の写真がアルバム2冊分置かれており、そこに載ってる如何にも叫びの光景はなかったが、2年半以上経っても放置されてる感は否めない。
そんな話を最後に彼女は夜のツーマン♪に備えて武蔵野方面へ向かうのであった。











Android携帯からの投稿