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おとといを以って、勤めていたハケン先が期間満了になり、現在、絶賛Pooh太郎のひろしです。
そんな午前中のこんな時間にネットでニュースを見ていたら、こんな記事が。
文章の最初だけ転記します。
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『ロシア滑空爆弾、自国に落下 西部ベルゴロド州に38発』(7/2(火) 6:04配信)共同通信
ウクライナ軍兵士=6月30日、ドネツク州(ロイター=共同)
【キーウ共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は1日、ロシア軍がウクライナに対して多用している誘導滑空爆弾がウクライナ領に到達せず、ロシア領に落下したケースがあると報じた。
ロシア側の内部文書を入手したという。
ロシア西部ベルゴロド州では今年4月までの1年間で、少なくとも38発が落下した。
(ここまで)
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ひろしが気になったのは、『ウクライナ紛争』の戦闘のことではなく、転記した文章の最後の方に書いてある『ロシア側の内部文書を入手したという。』という一文。
この記事はアメリカの『ワシントンポスト』という地方新聞が報じたもの。
であるにも関わらず『ロシア側の内部文書を入手した』となっている。
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この件は、ロシア側にとっては不利な状況が書かれている。
ウクライナに打ったはずの爆弾がウクライナに届く前に落下。
しかもロシア領に落下(まぁ隣の国だから落ちるのはロシア領かウクライナ領かのどちらかだけど)、というロシアからすれば大変に不名誉(?)なこと。
おそらく落ちた爆弾はロシア製だろう。
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つまり、自国の武器の不具合、不利なことだから、ロシアにとっては相手に隠しておきたいネタ。
ロシアは、こんな風な隠しておきたいことをわざわざアメリカに対して『爆弾を打ったんだけど、隣の国に届かなかったんだよね~』なんて発表するだろうか?
おそらくこのことはロシアでは軍事機密として取り扱われた文書だろう。
それが敵国のようなアメリカの、しかも『アメリカ軍』ではなく『ワシントン・ポスト』といういち地方新聞社が入手しているのはどういうことか。
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つまり、どんなに機密文書として取り扱っても、インターネット(またはその他の方法)で国家機密と言えども相手にはバレバレ、しかも『アメリカ軍』でなく『地方新聞社』が簡単(ではないかもしれないが技術的には可能で)に手に入れることができた、ということになる。
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日本でも『個人情報がウンタラ』とか『セキュリティを強化しました』なんて言っているが、そんなのは『やってます』『やりました』ってだけで、見る側(ハッキングする側)からすれば『三匹の子豚』の『長男の家(藁の家)』のようなもの。
笑っちゃうくらいの低レベル。
日本では、マイナンバーカードだとか、マイナ保険証に移行しろ、セキュリティは万全です、ご心配には及びません、なんて言っているけど、『電子化』なんてものは便利だけど、裏を返せば『地球の裏側からでも居ながらにして見られるようにしてくれてありがとー』ってもの。
今の時代、情報を守る最良の方法は『アナログ』なんだよね。