けっこうな数のこどもたちに加え、そこそこの年齢の人たちもお世話になったであろう、「ひらけ!ポンキッキ」
1973年4月2日から、93年9月30日までの、20年と半年の長きに渡り、フジテレビ系列で放映された子供向け番組である。
子供向けながらいろいろな趣向を凝らした構成になっていたため、オトナでも楽しく見ることができた秀逸な番組だった。
なんでも、アメリカの「セサミ・ストリート」を意識して考えられた番組だと言う話もあるけれど、なるほどそれなら合点がいくなあと・・・。
この番組のオンエアのころは、僕は小学校6年から、結婚後・・・下の子供が2歳(上の子は4歳)までという期間だったため、子供から親までの間お世話になっていた。さらにいえば、子供のころからこの番組は面白かったので、親になるまでずっと見ていたという・・・まあ、おまけつきとでも言おうか。
ギョロメの高田文夫さんが企画・構成・台本発案とこの番組では忙しく、のちには「のっぽさん」こと高見映さんまで構成作家として参加していた、そんな番組だった。生半可な子供向けじゃないこともこれで判ろう。
なお、この番組が終了したあとは「ポンキッキーズ」に模様替えして・・・売れない頃の安室奈美恵が鈴木蘭々と組んで被り物をしていた・・・そんな時代である。

さて、前置きが長くなったけど(つか、この番組はこれくらい語りたい!)ポンキッキの中の音楽から紹介したい曲を・・・と頭をひねりながら思いついたのがこの曲、「ジャンケンパラダイス」
映像には3人の(3体?)の怪獣と女の子が出てくる。
なんでこんなにリアルな怪獣さんを?とか思っていたら・・・
怪獣さんにはそれぞれ「事情」があって・・・
つまり「グー」しか出せない、「パー」しか出せない、「チョキ」しか出せない。
だったら「ナニを出そうか、ムズムズムズ・・・」って歌詞があったって、それぞれの怪獣さんは出せるのはひとつじゃんか!とかのツッコミはやめとこうね♪てな展開で。

「勝負に勝ったら、お~~めで~と~お~~~~」

シュールっちゅうんだかわからんけど、なんだかこの曲は印象に残っていて・・・。

1984年の放送で使われていました。