Bonjour ~!

 

さて、今週の月曜日から、秋休みも明けて、

新学期が始まっています。

 

幼稚園(こちらは、幼稚園でもECOLE=エコール=学校と言いますが)や

小学校の門の前で、夕方、たくさんのママやベビーシッターさん(パパも)が

子供達の下校のお迎えで、待っています。

 

この光景を見ると、、、あっ!もう、お迎えの時間の4:30PMか?なんて

思ったりします。時計代わりですね(笑)

 

 

 

 

 

そんな、お迎えに、ママ達が用意するのが、グゥテ =おやつ 。

 

フランスでグゥテ (goûter) = 「おやつ」は、

発育の質に関わるのでとても大切だと言われています。

 

学校から帰宅した子供達は、まずグゥテ。

保育園や幼稚園で18時まで過ごす子供達(日本の学童みたいに下校16時30分以降も

学校に残る)は、学校で16h頃にグゥテを頂くこともあります。

なぜグーテが大事?

朝食に含まれる栄養素の日常貢献度(寄与率) が25%であるのに対し、

グゥテを摂る事で、さらに15%の栄養補助が見込まれます。

 

因みに昼食では約30%、夕食はそれよりもやや少ない栄養貢献度だそうです。


グゥテは重要なエネルギー源であり、その時間と環境を設定する事で、

だらだらと夕食までつまみ食いするのを防ぐ事が出来ます。

ある調査結果では、グゥテを摂っている子供の方が、

16h頃に何も摂取しない子供よりも痩せているというのですから驚きです。

 

これは、夕食前に15分程度のグゥテを与える事で、

翌日中にカロリーが巧く分散されているという事だそうです。

 

それは、大人の私達にとっても同様の効果なのです。

 


ヴィエノズワリー (菓子パン)

 

テには何を与えるべき?

理想的なグゥテは、3種類の食物を使うべきだと言われています。

①パンやビスケット、シリアル等の小麦系穀物
必要なエネルギーを与え、脳の回転や筋肉の働きを助けます。
②牛乳、ヨーグルト、チーズ等の乳製品
カルシウムが豊富。プロテインは発育に必要不可欠です。
③果物、又はビタミンCと食物繊維入りの野菜ジュースかフルーツジュース。
 

* 牛乳、ジュースを飲まない場合には、水分補給として出来ればただの水を。

ビスケットを1袋など、1種類のみのグゥテを与えるのはタブー。

食卓に何種類かの食物を並べるのと同様に、幾つかのグゥテを準備すると

良いでしょう。

 

 


グゥテ時間の環境は?

グゥテ中、子供の目の前には、テレビやパソコン等が映らない様に!

ゲームやi-padを与えるのもタブーです。

なぜなら、他に注意が集中してしまう為、無意識のうちに

沢山食べ過ぎてしまう恐れがあるからです。

学校帰りの道のりや公園等で、グゥテを与える場合は、

タッパーにビスケット、ビニール袋にパン、牛乳パック、リンゴやバナナ、

飲むタイプのヨーグルトやコンポート (リンゴ等のピューレ) 等々、

工夫して何種類か栄養バランスのとれた、楽しいグゥテになる様にしましょう。


子供達が大好きなコーラにソーダ水、キャンディーやビスケットは、

始めから与える分量を決めておくべきです。

子供が肥満気味でもグゥテを与える?!




減量が必要な子供の場合、グゥテには、パンとチーズ、

パンにチョコレート(ヌッテラ)を塗ったもの、果物や乾燥果物、

ヨーグルト、水や野菜ジュース、フルーツジュースを与えるのが

好ましいそうです。


もし、スナックやキャンディー、ピーナッツ等、他の食物に手が

伸びそうになるのであれば、パン屋さんのヴィエノズワリー (菓子パン) で

脂っこそうなパンを食べた方が、栄養摂取量として断然良いんですって。

 

子供には夕食前に軽い運動をする様、促しましょうね。

 

グゥテの時間はママやパパ、兄や妹と会話する団欒の一時でもあります。

 

勉強にスポーツに人間関係に、一日中、学校で頑張ってきた子供達にも、

ホッとくつろげる時間が必要です。

 

 

 

 

 

明日もお楽しみに!

 

 

 

 

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