このカルティエ、マレの目抜き通りの
サン=タントワーヌ通りとテュレンヌ通りの角の建物。
 
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5年程前に、トラボー(工事)を終えて、新しくなった。

一階に、パリでは、珍しいプチプリのレディースの洋服のお店
「 Dileme= ディレム 」がある。

大手ファーストファッションメーカーだと同じものが、
沢山流通しているので、街を歩くとカブルこともあるけど、
ここで、取り扱っているクローズは、トレンドを押さえたものばかり。
まるで、フランス版のしまむら。
立ち寄って、アレコレ商品を見るのが、楽しいんです。ココ。
 
なによりも、このショップびっくりなのは、
コンビニ感覚で、夜遅くも、煌煌とライトがついて、
深夜、11~12時まで営業していることなんです。

 
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テュレンヌ通り側の地上階(1F)は、魚介類のレストラン。
 
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角は、クレープ屋さん。

この角地のここで、たい焼きか焼き芋を売りたい!っと。
いつも思う。夢。
ただ、賃貸料など、手続き関係を調べている時間がなく、
夢のまた夢、、、、、、、ですけど。

 
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そして、この上のアパルトマンは、
HLM=
Habitation à loyer modéré,
略して、アッシュ・エル・エム。

低賃金所得者用の公共住宅と言われるが、
言葉通りに訳すと、手頃な家賃の住宅という意味になる。

ただ単に、収入が少ないだけで、入居が優先されるわけでも
ないと聞きます。

政治家達も、パリの中心地のHLMの賃貸人だったりで、
そこに、子供達が住んでいたりと、、

コネや、賄賂も、存在するから、、、

今では、HLMと言うより、行政的にも広く、
Logement Social=ロジュモン ソシアル(公営住宅)
と言う言葉が一般的に使われています。

 
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同じ区民でも、知る人ぞ知る。
知っている人は、知っている。
ここ、マレのHLM。

住宅難のパリ。
それでも、パリ全20区全体で、その面積の何パーセントかの割合で、
建物が公共住宅として使用されなければならない法律があります。
だから、面積が小さい4区でも、壁側だけ残しキレイに内装をされた、
このような、新築物件のような団地1棟が、4区のメインストリートや
セーヌ川沿いの大通りに、パリの街並の他の建物と違和感もなく、
チラホラと共存しだしています。

 
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3区など、パリの中心地の区では、分譲公団住宅と賃貸公団住宅のように
こうした公営住宅も購入物件と賃貸物件があり、
地区や場所によっては、移民家族の棟と不動産購入している
中級階級のパリ市民の家庭の棟とにはっきり分かれていてる。
それは、今のフランスの社会の現実、差別を見てしまうようにも
思える。
私達、パリ市民は、そこを通るだけで、外観は同じにように
見える建物でも、その違いに気がつくし、知っているのである。

パリ4区は、こうした賃貸の公共住宅、1棟にアパルトマン5つの入居家族の
募集に、2500人以上の申し込みがあると聞いた。


慢性的物件数不足のパリと、水漏れのリスクは、
覚悟の古く住みにくいアパルトマンでも、家賃は、
篦棒に、高いのがパリ。
パリで、不動産購入なども、築100年で、ワンルーム20平米歩かないか??
床や天上が傾いている様なところで、最低、3000万円はする。

だから、意地悪パリジャン、4区民は、
このマレのHLM(ここだけは、区民は、アッシュ・エル・エム)と
皮肉をこめ、ジェラシーをもろに出して、悪口を言う。
だって、こんないい場所で、綺麗な物件でも、必ず、
イチャモンをつけるのである。
それに、ここは、フランス人?家庭らしき入居者はゼロだし。

ここに入るために、アフリカの国からやってきた家族のマダムは、
民族衣装に身を包み、乳飲み子を抱え、毎日、毎日、区役所に行き、
ハンスト抗議。
自分がいかに生活が大変かを区長に訴えるのだ。

もう、彼らは、それを、毎日やるのだ。
サラリーマンが会社に毎日行くのと同じ、
それが、彼女の仕事、毎日、やるべきことだったのだろう。
そして、そうした人達は、最終的に、優遇される。


でも、そんな、理由ばかりでなく、長い道のりだけど、
正式に、申請し、資格を得ている方々もいます。

マレで、こんな新築物件、しかも、100平米で、
家賃300ユーロくらいで住んでみたいもんですね。

これまた、夢の、また、夢ですね~。



 
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明日もお楽しみに!


 
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